本音は「施設の種類が多すぎ」でよくわからない! 「親の介護施設入居」を難航させる3つのハードル 親の断固拒否も
兄と私は同じ埼玉、姉は東京在住です。「近くにいる人、気づいた人、できる人が母を手伝おう」という感じで介護が始まったものの、私はいちばん近くに住んでいて仕事はパート。 病院へのつきそい、通院の予約、介護サービスや家事代行の手配などさまざまな負担が私だけにのしかかりました。しかも子ども2人が受験、夫の十三回忌法要の準備、Wワークのパート仕事のストレス……。 「もう無理!」と思って施設入居を提案しても、母は「まだ一人で大丈夫」「先のことなんて考えたくない!」という状態。兄と姉にSOSを出し、一緒に説得してもらってなんとか施設に入居してもらいました。
現在は月2回面会に行き、実家の草むしりや墓参り、庭木の伐採の手配をしつつ実家の処分に向けて動いています。施設に入ったら介護が終わるわけではない、と実感しているところです。
月野 まる :漫画家/太田 差惠子 :介護・暮らしジャーナリスト