「ハリー・ポッター」ドラマ版の撮影は映画でも使ったリーブスデン・スタジオ
米メディアグループ「ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー」はロンドン本社で5日、米HBOが制作するベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズのドラマ版の撮影を、映画シリーズも撮影された同市郊外にあるリーブスデン・スタジオで来年夏に開始すると発表した。 同ドラマの制作総指揮フランチェスカ・ガーディナー氏と監督のマーク・マイロッド氏が同日の記者会見に出席。主役には3万2000人の子役らをオーディションし実施し、キャスティングチームが現在、1日500~1000本のオーディション映像を見直していることを明かした。 マイロッド氏は、配役はまだ最終決定していないとした上で、次のステップは1月に「最終選考に残った候補者の一部とワークショップを行う」と述べた。 選考基準として登場人物の年齢は原作に準じるとし、マイロッド氏は、大人の登場人物については「英国の優秀な舞台俳優」を配役することを示唆。子役たちは全員新人になると付け加えた。 同ドラマは10年にわたり放送される予定で、ガーディナー氏は、「登場人物のストーリー展開をもっと掘り下げ、魔法魔術学校を探求し、愛され恐れられる職員の生活も含め、ホグワーツをもっと探求できることを楽しみにしている」と語った。 マイロッド氏は、「(映画で)見事に描かれたことを再現するのではなく、それを進化させることが目的」だと強調。セットに関しては、「大広間に手を加えるつもりはない」が、ホグワーツを拡張し、それが時間の経過とともにどのように変化したかを描きたいとした。
東スポWEB