井上百貨店の思い出投かんしよう!本店にボックス設置 長野県松本市
3月末に閉店する長野県松本駅前の百貨店・井上本店(松本市深志2)の正面玄関に、来店者が井上との思い出などをカードに記入して投かんできる「思い出ボックス」が置かれている。メッセージが書かれたはがき大のカードを使い1月下旬にモザイクアートを展示する計画で、来店者が次々と書き入れている。 思い出ボックスは2日に置かれた。「お客様の思い出を書いてもらい、歴史を振り返られれば」(本店・草深智明販促企画部長)といい、3日は記入しようと来店者が行列をつくった。埼玉県から松本市の実家に帰省中という女性(40)は「子供の頃から母と通ったお店がなくなってしまうのは悲しい。ありがとうございました」と記入し、子供たちと投かんしていた。 思い出ボックスは当分の間置き、一定数が集まったところでモザイクアートの制作を始めるという。メッセージを記入した人の中から抽選で20人に、井上創立140周年記念ワインを進呈するという。
市民タイムス