巨人の4年目捕手が2軍戦で2年ぶりホームラン&2戦連続マルチ…好調の秘密は東京Dで1号放った丸とのトレーニング
◆イースタン・リーグ 巨人4―4西武=延長11回=(30日・ジャイアンツ) 巨人の喜多隆介捕手(25)が30日、2年ぶりの本塁打を放った。イースタン・西武戦に「9番・捕手」で先発出場し、同点で迎えた4回1死、1ボール2ストライクから青山のスライダーを捉えて一時勝ち越しの左越えソロ。22年8月12日の西武戦(江戸川)以来の一発を放つと、6回2死でも左前安打を記録して出場2戦連続の複数安打とし「うまく反応で打てた」と振り返った。 4年目の今季は、2軍で18試合に出場して打率3割1分8厘をマーク。オフに丸との自主トレで取り組んだ「ファウル打ち」によって、ボールを捉える感覚が磨かれたことを好調の要因に挙げ、「追い込まれても焦らない。当てるところは当てるイメージがある」と手応えをにじませた。 1軍は大城卓、小林、岸田の3人態勢。先輩捕手のたたずまいや捕球技術を盗もうと1軍戦をチェックし、正捕手争いに割って入る準備を続けている。「打撃に関しては、結果が出なくても今やってることをぶらさずに。守備では、投手との意思疎通をもっとうまく試合の中でできていかないとダメだと感じます」。貪欲に成長を目指し、22年以来の1軍昇格をつかむ。(小島 和之)
報知新聞社