双子の阿部姉妹がウインターカップ初戦で激突 勝利した姉・心愛に…妹・友愛「絶対優勝して」
■最後の冬は涙の決着
心愛選手 「(Q.お姉ちゃんの涙はどんな涙?)妹が引退って考えると、自分たちが勝って妹が負けてしまったところがつらいので、もらい泣きですかね」 友愛選手 「もう絶対優勝して。優勝しかないから」 心愛選手 「します、します」
■“たった5人”で挑む男子・和歌山南陵
渡邊雄太選手(30)が観戦したのは、母校、香川の尽誠学園。大先輩が見守るなか、後輩たちも奮起します。ナイスシュートに渡邊選手も拍手。しかし声援及ばず、1回戦敗退となりました。 八村塁選手(26)の母校、宮城・仙台大明成の試合は劇的な結末となりました。試合終盤2点を追うなか、残り時間は2秒。同点のゴールかと思われましたが、ブザーが鳴った瞬間、ボールが離れていなかったため得点は認められず。去年のインターハイ王者、山梨・日本航空に敗れました。 続いても男子の試合です。ベンチから見守る選手たち、手前のベンチには誰もいません。 実は、和歌山南陵は部員6人で出場を決めたチームです。これだけでも驚きですが、大会前に留学生が帰国したため、メンバーギリギリの5人での1回戦となりました。たった5人でも、和歌山県大会を勝ち抜いた実力は本物です。 立て続けに、中村允飛選手(3年)がスリーポイント。第4クオーター、最大9点差から2点差に詰め寄ります。 しかし、ここでアクシデント。ファイブファールで、紺野翔太選手(3年)が退場。本来はメンバー交代ですが、4人で戦うしかありません。 バスケの数的不利は致命傷。相手の長崎工業はフレッシュなメンバーに交代しながら徐々に点差を広げていきます。それでも和歌山南陵は、最後まで攻め続けます。 試合終了間際にはブザービーターで3ポイント。ウインターカップのコートに、その証しを刻みました。 和歌山南陵はメンバー全員が3年生のため、これが最後の冬、引退となります。 試合直後はベンチで10分ほど泣いていた5人ですが、最後は「この5人だったから諦めず戦えました」と話し、とてもすがすがしい表情で大会をあとにしました。 高校バスケ日本一決定戦 SoftBank ウインターカップ2024 女子決勝 12月28日(土)午前11時~ BS朝日で生中継 男子決勝 12月29日(日)ひる12時~ テレビ朝日系列地上波で生中継 (「報道ステーション」2024年12月23日放送分より)
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