50万円のダブルベッドより8000円のシングル2台がいい…睡眠の質を高める「正しいベッドの選び方」
■寝る30分前におススメの「快眠おやつ」 早めに夕食を終えると、寝る前に空腹を感じることが増えます。あまりに空腹だと眠れないので、ちょっとした甘いものを食べたほうが寝付きがよくなるという実証データもあります。 眠りのことを考えたら夕食は早い時間に軽めのものを摂るべきですが、お腹が空きすぎると眠れません。そこで、寝る30分くらい前にあったかいお茶と、少な目のスイーツを食べてほっとする時間を持つことで、睡眠の質が上がる方が実際に多くいます。 さっきお話ししたこととは矛盾するようですが、あまりにストイックに食事の約束事を守り、胃腸をスムーズに通過させることだけを目的にしてしまうと、逆に眠りにくくなる場合もあるのです。 具体的に挙げると、チョコレートを2~3個、クッキー2枚程度、和菓子ならたとえば饅頭半分くらいは許容範囲です。饅頭や大福などの場合、1個だと食べすぎになるので注意してくださいね。 ■なんだかんだ「効く」ホットミルク 科学的には「ホットミルクに入眠改善効果はない」と言われていますが、実際に私がアドバイスしているクライアントさんには、プラシーボ効果もあってか入眠時間が短縮される方が多くおられます。牛乳好きな人は、ちょっと温めたミルクを飲むことをおすすめします。白湯やカフェインの入っていないお茶でもかまいません。 ただし飲む量には注意してください。せいぜい100mlにとどめることを推奨します。よく「寝ているときは汗をたくさんかくので、コップ1杯(200ml)の水を飲むとよい」などと言われますが、私はこれに対して疑問を持ってしまいます。 確かに汗をかくので水分を摂る必要性はありますが、実際に寝る前に200mlも水分を摂取したら、夜中にトイレで起きる確率が格段に上がってしまうからです。 まとめると、「温かくて安心感が得られ、ちょっとした糖質を含んだものを少量」がいいのではないでしょうか。