歌心りえ、韓国でのシングルリリースに感激「全く予想できなかった」
歌手の歌心りえが韓国で1stシングル「スミレ」を発売した感想を語った。 最近、ソウル江南(カンナム)区n.CHエンターテインメント社屋で、Newsenのインタビューに応じた彼女は「実は、韓国でアルバムを発売するとは思わなかった。韓国の方々が歌をたくさん聞いて愛してくださるとは思いもよらなかったので、本当に感謝している」とアルバム発売の感想を伝えた。 彼女は日本のトロットオーディション番組「トロット・ガールズ・ジャパン」で準優勝した。その後、MBN「韓日歌王戦」「韓日トップテンショー」などの番組で活躍し、日韓両国の音楽ファンに愛されている。 「スミレ」はチョ・ドンジンの原曲をコンテンポラリーポップバラードとして再解釈した楽曲で、叙情的なギターから始まり、ピアノの旋律が調和するドラマチックな展開が印象的だ。「所属事務所の代表の推薦で『スミレ』を歌うことになった」という彼女は、「チョ・ドンジンさんの原曲を聞いてみると、話しかけるような印象が強いけれど、私もその雰囲気を表すために努力した」と説明した。 彼女にとって「スミレ」は、色々な意味で挑戦だった。歌心りえは「とても淡々とした雰囲気の楽曲だけど、私がやったことのないスタイルでプレッシャーもあったし、言語の壁もあった。でも、主人公が人生において感じた夢や愛、悲しみ、挫折を詩のように盛り込んだ歌詞が印象的だった。私がこれから生きていく日は多いけれど、人間は誰もが死ぬじゃないか。また、個人的に誰かの死を見たり経験したこともあって、歌詞が持っている生命というテーマに強く共感した」と話した。 「スミレ」は一人の人間が生きながら体験する夢と愛、悲しみと挫折、少しずつ達観していく成熟の過程が刻まれた、詩的な歌詞を含んでいる。彼女は「悲しく切ないという感情だけが込められているわけではない。歌を歌いながら亡くなった祖父を思い出したら泣きそうにもなったけれど、生命と死というのは必ずしも悲しいことではない。光を感じたりもするし。そのような複合的な感情を込めたかった」と表現方法を説明した。 歌心りえは最近開催した「2024 トロットガールズジャパン 1st コンサート –釜山港に帰れ」で、「スミレ」のステージを披露し、反響を得た。彼女は「ステージを初めてお見せする場だったのでとても緊張した。原曲と大きく変わったので、観客が最初はどのような歌なのか分かっていなかったけれど、後から『ああ』と気づいてくれた。皆が知っている歌なんだと実感できた」と喜んだ。 韓国語の発音について心配があるという彼女は、「最近、韓国語教室に通っているけれど、まだ3回しか行っていない。韓国ドラマも一生懸命に見ている。普段は何かをしながら見ていて、できるだけ音に慣れようとしている。テレビで放送されるドラマを見ているが、最近では『星から来たあなた』を見た。『韓日歌王戦』で息を合わせた歌手LYnさんの歌が出てきた。『私、この人と歌ったんだ』という思いで胸がいっぱいになった」と語った。それから「まだ実力不足だけど、韓国語の発音がますます良くなる姿も見ていただきたい」と恥ずかしそうに話した。 歌心りえは「韓国語教室に通う理由は基本的なコミュニケーションのためだけど、これから機会があれば韓国語の歌詞の楽曲をもっと歌いたい。まだ計画はないけれど、強く望んでいる」と伝えた。韓国のファンに愛される理由について聞くと、「自分で言うのは恥ずかしいけれど、心を包んでくれるような優しい声とよく言われる。私の経験上、大変だったこと、嬉しかったこと、悲しかったことなどが全てにじみ出ているからだと思う」と答えた。
イ・ヘジョン