狭い部屋でも“おこもりスペース”は作れる!動画視聴や趣味に集中できる空間の作り方をインテリアのプロが解説
空間をより心地よくするには 何を置くといい?
スペースを確保したら、次はリラックスできるように環境を整えましょう。ここでは、心地よく過ごせる空間を作るために押さえておきたいポイントを、具体的な方法とともにご紹介します。
・暖かみのある間接照明を取り入れる 間接照明のやさしい光があると、リラックス感がぐっと高まります。間接照明を取り入れる際は、『電球色』と呼ばれるオレンジがかった暖かみのある色の電球を選べば、空間をさらに心地よく演出できます。 「おこもりスペースやその近くにテレビを置いて動画鑑賞をする場合は、テレビの裏側に間接照明を設置するといいでしょう。特にシアタールームのようにお部屋を暗くすると、テレビ画面の明るさと壁の暗さとのコントラストが強くなり、目が疲れてしまうことも。 そんなときに間接照明を使えば、コントラストを和らげることができます。また目に優しいだけでなく、インテリア性も高まり、空間全体がより洗練された雰囲気に」
・座り心地と移動のしやすさを考えてアイテムを選ぶ 快適に過ごすためには、座り心地を高める工夫も欠かせません。ふかふかのクッションやラグマットを取り入れると、床に座ってもリラックスして過ごすことができます。特にラグは、スペース内に収まりやすい「60cm×90cm」程度の小さなサイズを選ぶと、バランスがよくなりますよ。 「動画鑑賞のお供に、お菓子やドリンクを置ける小ぶりのサイドテーブルやトレイがあると便利です。場所を取らないので狭いスペースでも使いやすいですし、動画を観ているときに手が届く位置に置けばリラックスしながら楽しめます」 また、持ち込むアイテムを選ぶときのポイントは、“移動させやすいもの”を選ぶことだそう。 「模様替えのときに手間がかからないよう、スペースのなかに持ち込むものは、軽くて簡単に動かせるアイテムを選ぶとよいでしょう」
・「香り」で癒しの空間を演出 おこもりスペースをさらにリラックスできる空間にするなら、香りを取り入れるのもおすすめです。 「アロマディフューザーやルームフレグランスなど、好きな香りをおこもりスペースに取り入れると、香りによる癒し効果が得られます。香り付きのキャンドルは、間接照明としても活躍するアイテム。柔らかな暖かみのある光が加わることで、リラックス感が一層高まり、穏やかなひとときを過ごせるはずです」