狭い部屋でも“おこもりスペース”は作れる!動画視聴や趣味に集中できる空間の作り方をインテリアのプロが解説
1.部屋の「ゾーニング」をする おこもりスペースを作るうえで、まず大事なのが「ゾーニング」。ゾーニングとは「区分する」という意味で、インテリアの世界では部屋の用途に応じてエリアを分ける際に用いられます。 「まずはシーンごとにお部屋のエリアを分けてみましょう。特にワンルームや1Kのような一人暮らし向けのお部屋では、食事や仕事をするスペースと、リラックスするためのスペースが混在していることがよくあります。大まかにでもエリアを分ければ、お部屋全体にメリハリが生まれ、スペースごとに気持ちを切り替えやすくなります」
2.寝転がれるくらいのスペースを確保する ゾーニングで部屋全体の配置を見直したら、次はスペースの確保です。おこもりスペースを設ける際は、ベッドに近いリラックスエリアを選ぶのがおすすめです。 「おこもり感は、ベッドとは別に畳1畳程度の広さを用意すれば十分に生み出せます。畳1畳ぶんのスペースなら、座ったり寝転がったりしてくつろげますから」
3.周りに目隠しとなるものを設置する “おこもり感”を出すには、空間を区切る工夫も大切です。ただし、背が高い家具や個室のように完全に区切るレイアウトを取り入れると、お部屋に圧迫感を与えてしまう場合があります。そうならないためには、空間を適度に分けるようにしましょう。 「部屋の一角をカーテンやパーテーションで仕切ったり、本棚など1mくらいの高さの家具で囲ったりして、半個室のような空間を作るのがおすすめです。視覚的に囲まれているという感覚が得られ、安心感のある空間になりますよ。また、ソファを置く場合には、天井から天蓋のように布を垂らしてみるのも、ひとつのアイデアです」 カーテンやパーテーション以外にも、観葉植物を活用するという方法もあるそう。少し大きめの観葉植物を配置すれば、視線をさりげなく遮りながら、空間に自然ならではの温かみや彩りをプラスすることができます。 LIBGRAPHY「TRANQORD吸音パーテーション」(160cm 8枚セット) 9万2400円(税込) 吸音素材のパーテーションを使うことで、周囲の音や動画の音量を和らげながら集中しやすい空間を作ることができます。本品のパネルは、柔らかいクッション素材で作られており、軽量なので設置も簡単。カラーやサイズ、枚数を自由に組み合わせることで、自分だけの快適な空間をデザインすることができます。