第9回セキュリティ・ミニキャンプ in 山梨 2024、9月に開催
次代を担い世界に通用する若年者情報セキュリティ人材の発掘・育成を行っているセキュリティ・キャンプ協議会は、「第9回セキュリティ・ミニキャンプ in 山梨 2024」を9月に開催する。サイバー攻撃に対抗しうる若い高度セキュリティ人材を発掘・育成する「セキュリティ・キャンプ」の地方版で、セキュリティ・キャンプ協議会、山梨ICT&コンタクト支援センター、山梨大学が主催する。誰でも参加できる「一般講座」を9月27日、ソースコードが読めるなどの一定条件を満たす25歳以下が参加できる「専門講座」を9月28~29日に、それぞれ山梨大学甲府キャンパスで開催する。参加費はいずれも無料。 9月27日の13時~17時まで開催する、一般向けの公開講座「情報セキュリティ啓発セミナー」では、「サイバーセキュリティリスクの拡大と対策及び 情報セキュリティ人材の育成」をテーマに、サイバーセキュリティの専門家が講演する。講演内容は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)による「情報セキュリティ10大脅威2024」、NTTデータグループによる「ランサムウェア被害と情報漏えい被害」、フューチャー、NTTデータグループによる「脆弱性マネジメントの大切さや、深刻な脆弱性を自社で発見してしまった場合の脆弱性」、トレンドマイクロによる「ランサムウェアとサプライチェーン」。最後にセキュリティ・キャンプ協議会からセキュリティ・キャンプ事業の紹介を行う。申し込みの締め切りは9月24日、17時まで。 9月28日と29日の両日に開催する専門講座では、1日目の演習として「サイバー犯罪の現状と関連法・情報倫理について」と題し、山梨県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課の坂本太氏が担当。また、「脆弱性の発生を予防するプログラミングについて学ぼう」と題し、立命館大学の石田優希氏が担当する。2日目の演習では「ITエンジニアとして知っておいてほしい、電子メールという大きな穴」と題し、千葉工業大学の永見拓人氏、「ログ分析をしてみよう」と題し、セブン&アイ・ホールディングスの美濃圭佑氏がそれぞれ担当する。専門講座に参加するためには、25歳以下の大学院生・学生・生徒・児童であることやPCを持参できること、Linuxのコマンド操作が可能なこと、OSSなどのソースコードが読めること、Webにおける脆弱性の基礎を理解していることなどの条件を満たしている必要がある。