20代の「理想年収」、現実との差は驚きの100万円以上!? 今の年収では生活が苦しいのでしょうか?
20代の平均年収は上がっているのか?
20代が今以上の年収を希望する理由は複数ありそうですが、初任給は、近年全体的に増加傾向にあります。 産労総合研究所が行った「2024年度 決定初任給調査」によると、2024年4月入社の初任給を前年から引き上げた企業は、1997年度調査以降過去最高で全体の75.6%に上りました。増加率は、高校卒業・大学卒業など全学歴で3%を超えています。増加率が3%を超えたのは、1992年度以来です。 なお、引き上げた理由は「人材を確保するため」が73.5%と最も多く、次いで「在籍者のベースアップがあったため」43.4%となっています。
20代の希望年収は平均年収のプラス7万円~133万円
株式会社学情が行ったアンケートによると、20代の希望年収は、第二新卒が301万円~400万円、ヤングキャリアが401万円~500万円という回答が最も多い割合となりました。この数字は実際の平均年収と比べ、それぞれ34万円~133万円、7万円~106万円多い額となっており、実際よりも多く収入を得たいと考えていることが分かります。 とはいえ、極端に多い額を望んでいるわけではないことから、収入とスキルや仕事内容とのバランスを考慮しているともいえそうです。 出典 株式会社学情 職歴のある20代の希望年収は「401~500万円」が最多。職歴3年未満の第二新卒も、半数以上が401万円以上の年収を希望 国税庁 令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告- e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 2023年 産労総合研究所 2024年度 決定初任給調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部