KBSドラマ撮影チームが世界遺産にくぎ打ち込む 警察が告発状受理=韓国
【安東聯合ニュース】韓国公共放送局KBSのドラマ撮影チームが、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録されている南東部・慶尚北道安東市の「屏山書院」の柱にくぎを打ち込み、「文化遺産の保存および活用に関する法律」違反の容疑で告発された。 慶尚北道警察庁は3日午前、告発状を受理した。告発人は市民だという。 告発人は、同法を根拠に「KBSドラマ撮影チームが文化財を破損した行為は明白な法的処罰対象になる」とし、「文化財破損自体が法的に違反した行為であることを否定できない。徹底的に捜査し厳しく処罰してほしい」と訴えた。 「屏山書院」は朝鮮王朝時代の教育機関だった「書院」9か所で構成される世界文化遺産「韓国の書院」の一つ。韓国の史跡にも指定されている。 安東市は前日、KBSドラマ撮影チームが先月30日に小道具を設置するため屏山書院の柱の5か所にくぎを打った事実を確認し、告発など法的措置を検討していると説明した。 KBSは謝罪文を発表するとともに再発防止策、修復に向けた手続きなどについて積極的に論議するとしている。
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