横手市雄物川町でクマが倉庫に入り込む 秋田県内ではこのところクマの目撃件数が急増
秋田朝日放送
27日秋田県横手市でクマ1頭が相次いで目撃されました。クマはその後、建物に併設された倉庫に入り込み居座っています。 横手市雄物川町では午前8時ころからクマの目撃情報が相次いで寄せられていました。目撃情報が寄せられた場所は、雄物川高校の敷地や近くの集落です。午前9時ころ、情報を受けて駆け付けた猟友会のメンバーがデイサービスの建物に併設された倉庫に入り込むクマ1頭を目撃しました。当時、倉庫には職員1人がいましたが、クマに気づいて逃げ出して無事でけがをした人はいません。クマが入った倉庫の向かいには、雄物川高校があり、住宅が立ち並ぶ場所です。 クマは体長1メートルほどの成獣とみられ、横手市が倉庫の入口に箱わなを設けて捕獲を試みていますが、まだ倉庫の中にいます。近くに勤めている人によると、クマはデイサービスの入口に数回激突したあと、入り口が開いていた倉庫に入ったということです。 秋田市飯島地区では25日の午後5時ごろ、部活動中の中学生が田んぼにいるクマ1頭を目撃しました。体長は1メートルほどだったということです。その1時間後には北に約1キロ離れた田んぼでも体長約50センチのクマ2頭が目撃され、秋田市はクマの動きを調べるためにカメラを設置しました。 秋田県自然保護課によりますと、11月のクマの目撃件数は15日時点で12件でしたが、先週末から急増し、20件を超えました。県は急増の原因はわからないとしながらもクマの出没注意報の延長も検討しています。
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