学生時代からオタクの吉野と何にもハマれない原。正反対だから成り立つ、めぞんのコンビバランス
『マクロス』は神
──続いておふたりから読者におすすめしたいことをうかがいたいのですが……。 吉野 これはやっぱり『マクロスシリーズ』。 原 前回取材してもらったときもその話ばっかりしてたやん。 吉野 『マクロスF』でシェリル・ノームの生誕祭が、11月23日にあるんですけど、配信とかでいいんでぜひ、観てほしいです。声優の遠藤綾さんと歌を歌ってるMay’nさんがトークライブをするんですけど……。 原 全然関係ないじゃん。 吉野 会場の受付はもう終わってるんで……。 原 じゃあよけいに意味ねえじゃん! 吉野 たしかかに『マクロス』はもう俺が言うまでもないか。 ──吉野さんは新しいアニメとかも観るんですか。 吉野 観ますね。前期だと『負けヒロインが多すぎる!』と『アトリ(ATRI-My Dear Moments-)』がとんでもなくおもしろかったですね。 ──なるほど。ちなみに原さんは何か熱を持っておすすめしたいことは……。 吉野 原はないですね。 原 15分ください(笑)。 吉野 あ、じゃあ僕からもう1個。『マクロスΔ』にワルキューレっていう5人組の音楽戦術ユニットがあるんですけど、その闇バージョンの闇キューレっていうのが出てきて。 原 したって! 『マクロス』の話! 吉野 それがとんでもなくて。ワルキューレと闇キューレのグッズを売ってるイベントが京都であったんですけど、通常バージョンに闇バージョンを足したことで、その倍の売り上げを図ろうとするっていうやばい攻撃を受けて、10万使っちゃいました。 原 攻撃じゃないから! なんの話してんだよ。 ──さすがですね(笑)。 原 僕のオススメ決まりました。日光浴です。 吉野 「ぽかぽかして気持ちいい」って書いておいてください。
鈴木バイダンのデカさを見てほしい
──最後に11月に行われる公演について伺いたいのですが、まずは9月から始まった新しいユニットライブ『チームバイブスデカマグマ2次元ギャルズ』についてお聞きできればと。 吉野 アケガラスのキング(King Boy)とエルフの荒川さんと生ファラオの石川さんが朝まで飲んでたときに「みんなでユニットしたいね」みたいな話になって発足されたらしいです。そこで誰呼ぶ?みたいな話になって、めぞんと(鈴木)バイダンさんを呼んでくれたみたいな感じですね。だけどキングに「めぞんさんのほうが主催の申請も通りやすいんで、通してください」って言われて、気がついたら僕が発起人みたいになってました。 ──9月に初回が行われましたが、いかがでしたか。 吉野 めっちゃ楽しかったっすね。エルフさんとか生ファラオさんとか、みんなきらめいてるというか、テレビスター感が強いじゃないですか。だからかっこいいユニットになれ!って思ってます。 原 1回目が終わった直後、楽しすぎて楽屋で荒川さんが「いつか沖縄でやりたい」って言ってたのはびっくりしましたね。でも、それぐらいみんな楽しんでるんだなと思ったらうれしかったっですね。 ──ちなみユニット名はどのように決まったのですか。 吉野 これはキングが考えてくれたんですけど、「バイブス」「デカ」「マグマ」「2次元」「ギャル」っていうそれぞれの特徴ですね。 原 バイダンさんは怒ってました。俺の特徴デカなの?って。 吉野 本当にとんでもないくらいデカいんでね。それも観に来てほしいです。たしか今、体重が302キロくらいあるって言ってたんで。 原 映像で観ると100キロ前後かなって感じだと思うんですけど、実際は300キロあるんで。 吉野 『チームバイブス300キロマグマ2次元ギャルズ』でもいいです、正直。 ──(笑)。11月18日には『シンクロニシティ×めぞんツーマンライブ「時々ボソッと敬語でボケる隣のヨシオカさん」』もありますね。 原 神保町の中でもツーマンライブをめっちゃやってるふた組なので、ここでもやりたいねみたいな話をしてて、ついにやらせてもらうことになりました。 ──おふたりはツーマンライブを開催するとき、どういう方にお願いすることが多いんですか。 吉野 基本は僕がやりたい人とやってますね。原からこの人とやりたいとかは聞いたことないかも。 原 いや、ありますよ! ただ、好きな人の感覚とかも合うんで、吉野がやりたいって思った人は僕もいいなと思うんで……。 吉野 やってみたい人とかいないの? 原 やってみたい……。令和ロマンとか。 吉野 ほら。 原 ほらってなんだよ! 吉野 たぶん理由とかは特になくて、この瞬間に言ったらおもしろいコンビを探したコンピューターの返答でしたね。 原 そんなことないです。 ──では、いつか原さん主催で令和ロマンさんと……。 原 (苦笑)。
文・編集=梅山織愛 撮影=晴知花