アート、紅葉、観光列車に食…秋の魅力を満喫できる“お得旅”へ!“この秋訪れるべきNo.1”「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の注目ポイント
新見/満奇洞・井倉洞エリア~鍾乳洞がアートの舞台に。自然の織りなす造形美と蜷川氏の世界観に酔いしれる
自然豊かな新見市では、2つの鍾乳洞が芸術祭の舞台になっています。そのうちのひとつ満奇洞では、蜷川実花 with EiMによる《深淵に宿る、彼岸の夢》のインスタレーションが展開されています。 この鍾乳洞、全長500m弱もある立派なもので、天井が低い箇所では中腰になるなど足元に気を付けながら探検気分で進みます。「黄泉めぐり」とも評される作品の独特の世界観に身を置くと、吸い込まれそうで圧巻。赤に染まる鍾乳洞とヒガンバナのコラボは美しく神秘的、それでいてちょっと恐怖すら感じる迫力もあり見ごたえ充分です。 満奇洞へは、最寄りの新見駅から車で40分ほどの距離がありますが、会期中の土日祝は、新見市内の見どころをまわるシャトルバス(満奇洞・井倉洞シャトルバス)も運行。車がなくても大丈夫です(詳細の運行ダイヤやルートは確認のこと)。 また岡山駅から新見駅までは、普通列車(伯備線)で約1時間半、特急「やくも」で1時間なので、芸術祭の会場の中でもアクセスは便利です。 さらに芸術祭期間中は観光列車も週末に運行しています。10月は、通常山口県(日本海の海岸線)を走る「〇〇のはなし~岡山編~」が特別に伯備線を運行。沿線のストーリーが車内で楽しめるのも「〇〇のはなし」の特徴で、この日は「ぶどうの話」。高梁市・JA晴れの国岡山の職員の方が乗車し、おいしいぶどうの見分け方などをレクチャー、その後は試食や販売もありました。 11月からは「ラ・マル やまなみ」が同じ区間を運行します。何れも乗車券に指定席券(大人:530円、こども:260円)を購入すれば乗車でき、手軽さから大人気。満席の場合もマメにサイトをチェックしていると空席がでることも意外とあります。ぜひチャレンジしてください。
芸術祭の回り方~1日1エリア、岡山駅・津山駅を拠点にお得な切符を活用しよう
森の芸術祭はエリアが広く、それぞれのエリア間の移動も時間がかかるため、1日1エリアのペースで計画するのがおすすめです。また宿泊するのなら、芸術祭エリアへの交通の便が良い、岡山駅、津山駅近辺が便利です。 効率的に回りたい、計画が面倒だという方には、岡山駅や津山駅から発着する、鑑賞バスツアー(ランチ付きの一日コース)が便利。作品の解説がありランチも芸術祭ならではのものが用意されるなど、存分に楽しめます。コースは2種類あり、価格はランチ込みで岡山駅発着が1万2000円、津山駅発着は1万円(鑑賞パスポートは別途購入が必要)。 そして芸術祭にあわせて発売される列車のきっぷが、とにかくお得!使わない手はありません!「tabiwa森の芸術祭2デイパス」(2500円、鑑賞パスポート付4500円)は、森の芸術祭の会場への足となる、自由周遊区間のJR普通列車、ならびに路線バスが乗り放題。指定席券や特急券を別途購入すれば、観光列車や特急やくもなどにも乗車OK。岡山駅に宿をとっても、これさえあれば費用を気にせず、自由に列車やバスで芸術祭巡りができます。 さらにJR西日本の各エリア発着で、「森の芸術祭モリモリきっぷ」を発売。岡山駅までの往復新幹線に、先に紹介した2デイパス同様、自由周遊区間のJR普通車や路線バスが乗り放題(2500円相当)。さらに鑑賞パスポート(3000円)や、お土産セットがついて、大阪市内発着なら1万3500円と破格。 単純に新大阪駅と岡山駅を新幹線指定席で往復するだけでも1万2920円(通常期)なので、大盤振る舞いのきっぷといえるでしょう。一人から利用できますが予約は3日前までなのでご注意を。 各エリアでは、無料の巡回バスなども走っているので、上手に活用すればお財布にも優しく旅の計画ができますね。 アクセスの詳細は、森の芸術祭 晴れの国・岡山の公式サイトもご覧ください。