【ハイライト動画あり】筑波大学、19点差を跳ね返し東洋大学に逆転勝利。ラグビー関東大学春季交流大会Bグループ
後半、先に得点を挙げたのは、前半の後半から勢いに乗った筑波大学だった。後半5分、スクラムを起点にSH井上が抜け出して、ボールを継続し、最後はCTB大内田陽冬(3年)が左中間に押さえて26-19とリードした。
東洋大学も負けていない。14分、モールからHO小泉が再びトライを挙げて26-26と再び、試合をイーブンに戻した。
しかし、直後のキックオフ。筑波大学はボールを奪い返して継続し、最後は1年生LO(ロック)中森真翔(桐蔭学園出身)がトライ。さらに20分にもラインアウトからボールを右、左と大きく振って、LO中森がトライを挙げて38-26とリードした。
東洋大学は25分、L0ジュアン・ウーストハイゼン(3年)、LOマタリキ・チャニングス(4年)ら7人を投入し勝負に出るが、なかなかチャンスをつかめなかった。逆に筑波大学は、35分にはキックカウンターから、CTB楢本が右サイドで仕掛け、ボールをつなぎ、最後は途中出場のSH廣瀬研太朗(2年)が右隅にトライを挙げて勝負を決めた。
東洋大学もロスタイムにモールを起点にFWにこだわり、途中出場のHO(フッカー)後藤大樹(4年)がトライを奪うが、そのままノーサイド。筑波大学が19点差を逆転し、7トライを重ねて45-26で勝利を収めた。
逆転負けを喫してしまった東洋大学の福永監督は「取り組んでいたところは要所、要所で出たが、(逆転負けは)もったいない…。(逆転負けは)メンタルの問題」と悔しそうな表情を見せた。
キャプテンPR笠巻晴太(4年)は「前節、コリジョンのところで引いてしまったので、今日の試合はプライドを持って前に出て当たろうと話していた。前半でいい雰囲気に乗っているところに規律を守れず、自分たちから落ちてしまった。後半は我慢比べに負けてしまった」と唇を噛んだ
筑波大学の嶋崎達也監督は「最初の15分のトライの取られ方が良くなかったので修正したい。FWは昨季、ほとんどが対抗戦を経験していないメンバーだったが、何とか逆転して勝てたことは良かった」と振り返った。