ソフトバンク今宮健太、3本のタイムリーでM11 4連敗後は3連勝も「本当に最後まで何があるか分からないのがシーズン」
◆楽天2―9ソフトバンク(11日、楽天モバイルパーク) ここぞの場面で15年目のベテランがさえた。今宮健太だ。1点を追う3回2死二塁に中前打で同点に。5回2死二塁には左前へはじき返して勝ち越し、ビッグイニングとなった8回2死三塁は左前へダメ押しの9点目をたたきだした。いずれもチーム打撃を心がけながら放った1試合3適時打。勝負強い打撃で3連勝に貢献し「仙台ラストゲームで勝てるゲームを見せられてよかった」と笑顔だった。 ■体を思い切りねじって…これぞ今宮!詰まりながらもタイムリー【動画】 チームは9月に入り、今季初の4連敗も経験。7日の西武戦では1点を追う9回2死一、二塁に代打で登場したが、遊ゴロに倒れた。日本一を何度も経験した今宮は、シーズン終盤にあたる9月の難しさを痛いほど知る。若手が苦しむ姿を見て「(7日の)ああいうところで救えるような選手になりたい」とチーム全体を支える覚悟を抱く。 10日は3四球を含む4度の出塁。2試合続けての活躍に小久保監督は「なんといっても(今宮)健太が(10日は)4出塁で今日の活躍」と最大級の賛辞を贈った。 3カードぶりの勝ち越しで対楽天の年間勝ち越しが決まり、優勝へのマジックナンバーは「11」に。それでも今宮は「本当に最後まで何があるか分からないのがシーズン。一つのプレーをしっかりして、気を抜くことないように」と戒める。13日からは今季最後の6連戦がスタートする。チームリーダーに油断は一切ない。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOホークス情報】
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