古舘佑太郎、初の大河出演となった『光る君へ』を振り返る 「自分の成長にこっそり感動」
毎週日曜日に放送されているNHK大河ドラマ『光る君へ』に出演した古舘佑太郎よりコメントが寄せられた。 【写真】『光る君へ』最終幕の鍵となりそうな伊藤健太郎と南沙良 本作は、平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した、紫式部/まひろを主人公としたドラマ。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する。紫式部役で吉高由里子が主演を務め、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本は、『セカンドバージン』(NHK総合)、『恋する母たち』(TBS系)などの大石静が手がけている。 古舘が演じるのは、藤原娍子(朝倉あき)の同母弟・藤原通任。道長が病の際に、これを喜ぶ公卿の一人と噂される。 古舘は初の大河ドラマとなる本作への出演が決まった際のに気持ちを、「率直にとても嬉しかったのを今でも覚えています」と明かし、「初日に衣装を着付けてもらった時は、貴族はこんなにも着込むのか!と思わずその重量感に驚きました」と想像以上の現場だったと振り返る。また、『光る君へ』については、「『人の想い』はいつの世も同じだ、とその美しくて切ない人間模様から教えてもらいました」とコメント寄せた。 古舘佑太郎(藤原通任役)コメント 初めての大河ドラマについて テレビ越しに観ていた『光る君へ』の世界に、自らが飛び込める日が来るとは思ってもいませんでした。知らせを聞いた時は、率直にとても嬉しかったのを今でも覚えています。今回、僕にとっては初の大河であり、ドラマ『六畳間のピアノマン』以来となる3年振りの NHK作品でもあるので、少しでも役者として成長した姿を皆さんに観てもらえたら、という気持ちでいっぱいです。 撮影時のエピソード・思い出について 初日に衣装を着付けてもらった時は、貴族はこんなにも着込むのか!と思わずその重量感に驚きました。そして、舞台セットにて所作を習うと、自分の関節の固さにも驚きました。美しいあぐらの姿勢や、立ち上がりがとても難しかったです。この日からすぐヨガスタジオに入会して柔軟性を高める努力を始めました。クランクアップの日、あぐらからすっと立ち上がれた時は、自分の成長にこっそり感動を覚えました。 『光る君へ』の魅力 言葉遣いも、着ている服も、暮らしぶりも現代とは異なる遠い昔のお話なのに、今を生きる僕らを見ているような気持ちになりました。「人の想い」はいつの世も同じだ、とその美しくて切ない人間模様から教えてもらいました。一人の視聴者としては、シリアスな回でも個性豊かでユーモラスなキャラクターが出てきて、ふわっと光を照らしてくれるシーンが好きです。
リアルサウンド編集部