「トイレに血が・・・」辻希美さんも発症を告白 夏にリスクが高まる膀胱炎 専門家「水分補給・トイレ・睡眠を」
RKB毎日放送
元モーニング娘。でタレントの辻希美さん(37)が自身のYouTubeチャンネルで、膀胱炎から軽い腎盂腎炎になっていたことを明かしました。 【写真で見る】女性に多い膀胱炎 原因と対策 専門医は「体内の水分量が減り、排尿の機会が減る夏の暑い時期は膀胱炎の発症率が高まる」と注意を呼びかけています。 ■タレントの辻希美さんが罹患 辻希美さん(37)「用を足すことがしづらくなってて・・・何だろう?って思ってたの。そしたら次のトイレでトイレをする時に痛い!それで夜中のトイレ、3時に起きたんですけどトイレで血が出ちゃったんですよ。えって思って。膀胱が痛い。とにかく痛すぎて。」 9月1日、自身のYouTubeチャンネルで体調不良について明かしたのは、元モーニング娘。で4人の子供を持つタレントの辻希美さんです。 辻希美さん「次の日の朝が日曜日だったんです。日曜日やっている病院を探して行ったんです。そしたら結構重症な感じの膀胱炎からの腎盂炎みたいな感じになっちゃってて。膀胱炎って女性がなることが多いみたいで、それを放置していると上にだんだん菌が上がっていっちゃって、腎盂炎みたいな感じになっちゃうんだって。」 ■専門医「夏場は特に注意が必要」 排尿時に痛みを伴う「膀胱炎」。専門医は「夏場は特に注意が必要」と話します。 腎・泌尿器科おおねクリニック 大嶺卓司 院長「尿道から菌が入って膀胱の中で炎症が起こるのが急性の膀胱炎です暑さで体力が落ちている時とか睡眠不足とか体が弱っている時に菌が膀胱に入ってしまう。きのうまではどうもなかったんだけど、けさになってからとか、本当に急に発症しますから、下腹部全体が痛いとか針でつつかれるような感じのきつさで、「キューってなる」となるっていう感じで言われる人が多いです」 普段、言われないと水分をとらない人が膀胱炎になりやすいということです。 大嶺卓司 院長「膀胱炎がひどくなって、混濁した細菌が混じっている尿が腎臓の方へ逆流するとね。そうすると急性の腎盂腎炎ってなるんです。37度5分から38度、39度という高熱が出てくる。熱が出始めたら局所の病気ではなくて(菌が)全身に腎臓にまわってきたことになるので点滴となり早めに治療した方がいい。」 辻希美さん「ちなみに私、腎盂炎は2回目で、10代の時に1回やってて、それは結構悪化しちゃって入院したんですよね。今回は軽い腎盂炎ですんだから飲み薬で治ったんですけど、マジで気をつけてください、みなさん。夏だから水分ちゃんと取らないといけないんだよ。あとは免疫を上げる。」
■膀胱炎は女性に多い 膀胱炎は膀胱の中で細菌が繁殖し、炎症が起こる病気で、女性が多いそうです。 排尿時に痛みを伴うほか、血尿や頻尿などの症状が出ます。 膀胱炎が悪化すると、腎盂腎炎を発症するおそれがあり、高熱や強い腹痛などの症状で入院をしなくてはいけない場合もあるということです。 ■夏に発症リスクが高くなる 膀胱炎は特に夏場は発症リスクが高くなります。 汗をかいて体内の水分が減り、尿量が減るため、膀胱内に細菌がたまりやすくなるためです。 対策として、水分補給をこまめすること、トイレを我慢しないこと、睡眠を十分にとることが大切です。
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