【ボクシング】アマ2冠・大橋蓮「気持ち良く当たった」戦慄の左ストレート連打でTKOデビュー
<プロボクシング:フェニックスバトル117大会>◇25日◇東京・後楽園ホール 大橋ジムのルーキーでアマ2冠の大橋蓮(22=大橋)が得意の左ストレートで鮮やかなTKOデビューを飾った。アタッチャイ・プラソエトリ(22=タイ)とのフェザー級6回戦に臨み、1回2分34秒、TKO勝ち。序盤から強烈な左ストレートを打ち込み続け、相手のあごにヒットさせてレフェリーストップに追い込んだ。「8オンスで殴りあうのがあこがれだった。すごく気持ち良く倒せた」と満面の笑みを浮かべた。 有言実行のファイト内容だった。試合前に口にしていた「得意の左ストレートで倒したい」との言葉通り、左ストレート連打でアタッチャイをロープ際に追い込んだ。デビュー戦に備え、ジムの先輩で同興行のメインイベンターを務める日本同級王者松本圭佑とスパーリングを重ね「松本圭佑先輩にあれだけ殴られてきたので、それ以上の選手はいないと思い、しっかりと警戒もしていた。左ストレートが気持ち良く当たった」と感触十分のTKO撃破だった。 既に次戦も内定済みだ。対戦相手は未定ながらも、静岡・ふじさんめっせで開催される駿河男児ジム主催興行でプロ転向2戦目(フェザー級6回戦)に臨む予定となっている。大橋は「次もしっかりと経験を積んでKOで勝ち、その次(3戦目)につなげていきたい」と決意を新たにした。 大橋は今年1月に在籍していた東農大を中退し、プロ転向。22年全日本選手権でライト級優勝&最優秀選手受賞、国体優勝するなど実績十分な身長170センチのサウスポーとして注目されていた。アマ時代から左ストレートが武器。「戦慄(せんりつ)の左ストレート」の異名通りのデビュー戦勝利となった。