ラッセル車準備万端 IRで初の点検、試験走行も実施
IRいしかわ鉄道は7日、金沢市高柳町で除雪用車両「ラッセル車」の点検を実施した。線路内の雪をかき出す前方の「フランジャー」などの動作を確かめ、基地からあわら市の芦原温泉駅まで試験走行した。 ラッセル車はレール上に雪が20センチ以上積もると出動する。北陸新幹線敦賀延伸に伴い、今年3月に金沢-大聖寺間の経営がJR西日本からIRに移管された際、ラッセル車も引き継がれ、IRによる点検は初めてとなった。 IRはラッセル車1台のほか、除雪車両5台を配備し、あいの風とやま鉄道(富山市)、ハピラインふくい(福井市)と連携して排雪に当たる。水上昂亮施設センター助役は「安定安全の輸送に万全の体制で臨みたい」と話した。