公開直前にフルヌード流出!怒り顔&威圧感がキモの“スペイン版フォルクスワーゲン・ティグアン”クプラ・テラマール市販型をキャッチ
セアトのハイパフォーマンスモデルシリーズが独立するかたちで誕生したクプラ。クプラをひとつのブランドとした方策はVWグループとしてうまくいっているが、さらなる成功を呼ぶSUVの市販版をカメラが捉えた。スペインを拠点とするクプラは現在新型クロスオーバーSUV「テラマール」を開発中だが、その市販型のフルヌード状態で撮影することに成功した。 【画像ギャラリー】クプラ テラマール 市販型 スパイショット クプラはセアトが展開する高性能ブランド。テラマールは昨年にコンセプトモデルとして発表され、今回撮影できたのはその市販型だ。このSUVはフォルクスワーゲン(VW)のティグアンをベースとして開発が進められており、同グループの「MQB Evo」プラットフォームを採用している。 クプラをセアトから分離させ、独立した企業とする方針はVWにとってうまくいっており、このテラマールが成功すればさらにブランドは強化される。そのため、同モデルは重要モデルに位置づけられているのだ。 テラマールは先述のとおりティグアンとは兄弟モデルになる。しかし、ティグアンが柔らかく威圧感のないカーブを描いているのに対し、テラマールはより怒っているように見えるのが特徴だ。 フロントエンドには大きく開いた黒いグリルを装備。その両側には3つの三角形LEDデイタイムランニングライトを備え、サイドに回り込む威嚇的なヘッドライトが確認できる。 また、後部ではLEDライトバーがVWのものよりも角張った形状にされており、バンパーの下にはアグレッシブなディフューザーが見てとれる。 欧州仕様のティグアンと同様に、全長177インチ(4500mm)のテラマールはも5人乗り。パワートレインはティグアンから流用され、1.5L直列4気筒エンジンや2.0Lガソリン/ディーゼルターボエンジン、最高出力204ps、および272psを発揮する1.5L直列4気筒ターボエンジン+電気モーターを搭載したプラグインハイブリッドシステムなどが搭載される。PHEVでは、19.7kWhのバッテリーをフル充電した場合、EV航続は62マイル(100km)の動力パフォーマンスを実現するという。 また、VWと差別化を図るためにさらに強力なモデルの登場も期待されている。 テラマールは8月にデビューする予定で、ハンガリーでアウディ「Q3」およびクプラ「フォーメンター」とともに製造されるが、アメリカには導入されないという。
APOLLO
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