「日本の敗北はこの大会がいかに厳しいかを示した」豪州監督が日韓の苦戦に言及「プレミアの選手たちを擁し、イラクを崩すのに苦しんだ」【アジア杯】
「中東の国々がうまくやっている」
戦う前から勝利が決まっていることはない。分かりきったことだが、アジアカップは改めてそれを実感させる展開となった。 【PHOTO】日本代表のイラク戦出場16選手&監督の採点・寸評。全員が及第点未満の厳しい評価。最低点は守備者の2人 大会前、優勝候補の最右翼として称賛されていたのは、森保一監督が率いる日本代表だ。しかし周知のとおり、サムライブルーはグループステージ第2節でイラクに1-2と敗北。グループ首位での決勝トーナメント進出の可能性がなくなった。 日本と同様に有力チームと言われていたのは韓国だ。しかし、ユルゲン・クリンスマン監督率いる彼らも、第2節で3ポイントを得られなかった。ヨルダン相手に先制しながら逆転を許し、終了間際のオウンゴールで追いついてのドロー。あわや黒星という苦戦を強いられた。 オーストラリア紙『Sydney Morning Herald』によると、同国代表のグラハム・アーノルド監督は、「プレミアリーグの選手たちを擁する日本は、イラクを崩すのに苦しんだ。崩せなかった」とコメント。日韓両国の結果を受け、堅実に自分たちの戦いをしなければならないと話している。 「結局最も大事なのは勝つことであり、もちろん攻撃面を改善することはできるし、この2週間は攻撃パターンなどそういうことに取り組んできたが、これからはもう少し守備面に集中する」 「日本の敗北は、この大会がいかに厳しいかを示している。日本がイラクに負け、韓国がヨルダンと引き分けたことは、中東の国々がうまくやっているということだ。姿勢や仕事ぶり、取り組みよう、自分たちの文化と、素晴らしい仕事ができるかどうかは自分たち次第だ」 オーストラリアは初戦でインド、第2節でシリアに勝利。いずれも無失点での連勝で、グループ2位ウズベキスタンとの最終節で負けなければ、グループ首位で決勝トーナメントに駒を進める。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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