山梨学院、連覇へ志新た 昨春センバツ初V 栄光刻む碑完成 /山梨
昨春のセンバツを初制覇した山梨学院(甲府市)に優勝を記念したモニュメントが完成し、1日、同校で除幕式があった。野球部の1~3年生の部員ら関係者約100人が見守る中で披露された。今春の大会開幕が18日に迫り、新たな戦いに向け気分を高めた。【佐藤薫】 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 御影(みかげ)石のモニュメント2基は同校前庭に設置された。縦2メートル、幅60センチの背が高い方のモニュメントには「最初の一歩が常にもっとも困難だ」という意味の英文と部訓の「一機一瞬入魂」の文字が刻み込まれ、空から見たグラウンドのデザインが示されている。隣の高さ180センチ、幅90センチの碑には「CHAMPION2023」の文字が盾のデザインで飾られ、優勝時の全部員48人と監督ら指導者の名前が入ったプレートが埋め込まれている。 除幕式では、吉田正校長が「学校だけでなく県民に勇気と希望と喜びと誇りを与えてくれた」とあいさつ。吉田洸二監督は「野球の神様が部の歴史に光を与えてくれ、きょうお守りができた気がする。つらくなったら、もう一回奮い立つためのモニュメントにしたい」と語った。 式後、優勝時の主将・進藤天さんが「今年の選手たちは、連覇の重圧を感じると思うが、自分たちの理想の野球を甲子園で貫いてきてほしい」と激励。間もなく今大会開幕を迎える中原義虎主将は「連覇を意識せず調整してがんばりたい」と抱負を語った。