地元開催の大声援に応える競泳・鈴木聡美選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

◇世界水泳選手権　競泳女子50メートル平泳ぎ準決勝(29日、マリンメッセ福岡) 29日に行われた世界水泳選手権女子50メートル平泳ぎ準決勝で、32歳の鈴木聡美選手が30秒33で全体8位で決勝進出を決めました。 地元福岡の大声援を受けて登場した鈴木選手。序盤はやや遅れますが、持ち味のピッチのある泳ぎでスピードに乗り追い上げ、決勝ギリギリの全体8番目に入りました。「滑り込みで決勝に残ることができたので、そこは本当に自分に対して褒めてあげたい」と話した鈴木選手。電光掲示板に結果が表示されたときは大きなガッツポーズが飛び出しました。 予選では自身の自己ベストを更新。今大会では100メートル平泳ぎでも自己記録を更新しています。32歳という年齢で進化する鈴木選手は「(自己新)まだ出るんだと。本当に何て言うんでしょうね。無限の可能性じゃないですけど、限界が見えない選手なのかなと、自分を客観視した時に考えてしまうかもしれない」と話しました。 また地元である福岡での大躍進に「とても光栄に思っています。人生の中でも初めてですので、もう何もかもが今回初めてだらけで。この福岡の大会で、ましてやこれまでの経験上、決勝に残れたことも自己記録を出せたこともなかったので、今回、福岡大会全体を通して、楽しいレースができているなと思います」と声援に感謝を込めました。 決勝は競泳の最終日、30日夜に行われます。