[教習指導員が解説]失敗しない教習所の選び方
通いやすさ
教習所に通学する上で、通いやすさを妥協するのは絶対におすすめしません。 通いやすいけど料金が高い教習所と通いにくいけど料金が安い教習所を比較した場合、差額が1~2万円あったとしても通いやすいけど料金が高い教習所を選択すべきです。 なぜなら、通いにくい教習所というのは、単純に通うこと自体が負担になるのは当然のこと、遅刻したり免許取得までに時間がかかってしまう可能性が高くなるからです。 教習所では、予約していた教習時間に遅刻すると2000~6000円のキャンセル料がかかってしまいます。 例に出したような1~2万もの差額があるのであれば、キャンセル料だけで差額が埋まってしまうことはまずないとは思いますが、渋滞や電車の遅延に巻き込まれる可能性を考えると、少しでも安く済ませようと、数千円の差額のために通いにくい教習所を選択するのは得策とは言えません。 また、教習所が混雑していると1日1時間しか教習を受けられないこともよくあるのですが、そういった場合に通学に時間がかかると、「時間をかけて行ってもどうせ1時間しか受けられないから今日は行くのやめとこう」と先延ばしにしてしまう方もかなり多いです。 なので、数千~数万円の差額であれば、自宅や職場から通いやすい教習所を選ぶことをおすすめします。
SNS活動の有無
昨今はX(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで情報発信を行なっている教習所が増えてきましたが、そういった活動をしている教習所は俗にいう良い教習所の可能性が高いです。 なぜなら、通っている教習生や入校を検討している人が教習所のリアルタイムの状況を把握することができる活動をしているからです。 もちろん、広報のためにSNSを活用しているというのもあるとは思いますが、今の時代教習所に限らずネット上でリアルタイムの情報を入手できないというのは、お客さんからすれば不安要素のひとつになると思います。 その不安要素を、しっかりと時代の流れに合わせて解消しているというのはかなり好印象ですし、そのような活動をしている教習所は、時代錯誤な対応/指導をする指導員が少ない可能性が高いとも言えます。 SNS活動の有無が決定打になることはないですが、まだまだ時代錯誤な教習所(指導員)が多い中、時代の流れに合わせられているというのはアドバンテージがあると言えるのではないかと思います。 これらのポイントを踏まえた上で教習所を選定することで、自分にとって行ってはいけない教習所というのが見えてくるのではないかと思います。
────────── ●文:ゆっち(マッスルバイクちゃんねる/教習指導員) ※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ヤングマシン編集部