【高校野球】磐田東 前健大高崎コーチの赤堀佳敬新監督が初陣勝利…夏のシード16校が出そろう
◇高校野球◆春季静岡県大会 ▽2回戦 磐田東10-0静岡学園=5回コールド=(21日・浜松球場ほか) 2回戦の残り11試合が行われ、夏のシード16校が出そろった。赤堀佳敬新監督(31)=前健大高崎コーチ=が初めて指揮を執った磐田東は静岡学園に10―0の5回コールド勝ち。3回戦は27日に行われる。 *** 磐田東の赤堀監督は初陣1勝に頬を緩めた。「こどもたちが頑張ってくれた」。13安打10得点の大勝に喜ぶナインに視線を注いだ。コーチを務めたセンバツV校の健大高崎でも、采配の経験があったことで「普段通り」にサインを出し続けた。 初回1死一、二塁に4番打者の吉沢誠基(さとき)右翼手が3ボールから右越えに先制の2点適時三塁打。「得意なゾーン。結果につながって良かった」と喜んだ。だが指揮官は「打ったのはボール球。見送って四球にしたらもっといい打者だった。いい投手だと不利になることもある。カウント別の攻め方を整理しないと」と先制点より夏を見据え厳しい評価を下した。 監督として就任して約2週間。走者時のリードで小刻みに動いたり、幅を少しでも大きくするなど徹底し、相手投手に揺さぶりをかけ続けた。試合中は選手の走塁タイムなどをストップウォッチで計った。「タイムを照らし合わせれば、選手によって(進塁や盗塁が)行けるかの判断ができる」。次戦27日は静岡戦。データからも更にチームを強化していく。(伊藤 明日香) 〇…飛龍は聖隷クリストファーに2-0。アクシデントに見舞われたが、2投手で完封リレーを果たした。聖隷クリストファーに昨秋県大会の準々決勝(3●4)で敗れた雪辱を果たした。先発のエース左腕の小曲智大(3年)が、5回無死二塁、遊ゴロ時に一塁手と接触し、左手首を負傷。6回に先頭打者に四球を許すと5回0/3を無失点で降板した。2番手の関根空投手(3年)が4回を無失点の好投。「小曲に頼ってばかりだったので、助ける投球ができて良かった」と安どの表情を見せた。昨秋東海大会4強の藤枝明誠戦(27日)での貢献も誓った。
報知新聞社