敦賀気比・東監督「木製バット使用も考えないと…」 センバツ
第96回選抜高校野球大会は第2日の19日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、敦賀気比(福井)は明豊(大分)に0―1で九回サヨナラ負けした。敦賀気比は4大会連続の初戦敗退となった。 【熱戦をもう一度】敦賀気比-明豊(1回戦) 敦賀気比の左腕・竹下海斗(3年)は九回途中146球1失点と好投した。竹下は試合後、自らの投球に反省しきりだったが、東哲平監督はエースの力投をたたえた。 竹下と東監督の主なコメントは次の通り。 ◇敦賀気比・竹下海斗 (九回に)左足のふくらはぎをつった。いい状態ではなかった中、八回まで粘れたのは成長だと思うが、九回も粘りたかった。 球も来ていなかったので(降板は)仕方ない。テンポが悪くて、打撃に流れを持っていくことができなかったのが反省。下を向いていたら夏に戻ってこられないので、一から打者としても投手としても成長していきたい。 ブルペンでも球がうわずっていた。カーブで初球にストライクを取ることができれば楽だが、そこを上ずってしまった。でも、チェンジアップはだいたい狙ったところに投げられた。 (低反発バットになり)飛ばないので、あと一本が出なかったりする場面が多く、投手としてはそこで抑えることが必要。ロースコアのゲームになる。 (4番打者としては)雑になったので、そこは反省。初球、狙っていないボールにも手を出してしまった。狙いを定めないといけなかった。 (エースで4番は)負担は多少あると思うが、それに負けているようでは駄目。自分が中心となって強い気持ちでやっていきたい。 ◇敦賀気比・東哲平監督 (九回途中での竹下の交代は)もう限界かなと。足もつり始めていたので。何とか1点を取ってやりたかったですね。そこが残念。竹下はピンチでも粘り強く、点を与えない投球はできていた。調子は良くなかったと思うが、その中で抑えてくれたのは成長(だと思う)。 (打線は4安打無得点で)二塁にランナーを送ってあと1本のところまで来ていたが、向こうの投手も良かったし、あそこで取れる力をつけないといけない。(使用するバットを低反発バットではなく)木製バットも考えないといけないかも。でも、滑りやすいしなあ……。