丹精込めた99鉢 鳩ケ嶺八幡宮で菊花展【長野県飯田市】
地元菊花愛好家でつくる「鳩ケ嶺八幡宮菊花会」が長野県飯田市八幡町の鳩ケ嶺八幡宮で菊花展を開き、参拝者らを楽しませている。会員5人と緑ケ丘中学校、県シニア大学飯伊学部が丹精込めて育てた99鉢を並べている。23日まで。 会員は松尾地区在住者が中心。菊花展は毎年開催し、35年ほど続けている。花びらの広がり方によって「厚物(あつもの)」と「管物(くだもの)」の2種類があり、白、黄色、紫など色とりどりの作品が飾られている。 緑ケ丘中学校技術部の参加は恒例で、家庭でも取り組むきっかけになればと会員が指導している。県シニア大学飯伊学部は昨年から6人が出品している。 3日は一般の参拝者のほか七五三で訪れた家族連れでにぎわい、色鮮やかな菊をじっくり観賞する姿があった。 森本英実会長(84)によると、暑さが続いた影響で例年より花はやや小ぶり。「菊は手がかかることもあって大変だが、花が咲くとうれしい」と魅力を話していた。