【速報】斎藤知事が最後の証人尋問へ ”告発文問題”調査の百条委始まる 午後からは斎藤知事の最側近の片山元副知事が証人として出席、なに語る?
兵庫県の斎藤元彦知事の“パワハラ”疑惑などを調査する県議会の百条委員会で斎藤知事の証人尋問がはじまりました。午前は公益通報制度に精通した弁護士が参考人として招致され、午後1時からは斎藤知事の最側近だった片山元副知事が証言。斎藤知事に対する「最後の証人尋問」で何を語るかに注目が集まります。。 【ライブ配信】兵庫県議会の百条委員会を生配信 ”告発文問題”を調査 片山元副知事が証人尋問で証言 このあと斎藤知事への尋問へ
■斎藤知事の3回目の“最後の証人尋問”始まる
斎藤知事への証人尋問は午後3時から始まりました。斎藤知事は落ち着いた様子で百条委員会の会場に現れ、証人の席に座り、尋問が始まりました。まず委員からは、今年3月に告発文書を把握した当初、知事の側近の幹部とのやりとりについて聞かれると、斎藤知事ははっきりとした口調で「(幹部とやりとりをした)そのような記憶はありません」と答えました。 続いて、別の委員は、過去の証人尋問で斎藤知事が「告発文書は民間から入手した」と発言したことを受け「その民間とは誰なのか?」と尋ねた際に、知事が「それは後ほど事務局に言います」 と発言したままその後、事務局に報告がなかったことに触れ、改めて「(文書を入手した“民間”とはいったい誰なのか?」と尋ねましたが、斎藤氏は「それについては後で事務局に言います」と、前回とまったく同じ回答をしました。また、告発した幹部に対する処分について、知事が当時の総務部長に前倒しでの処分を求めた際に、「知事が“風向きを変えたい ”と話していた、という証言があることについて聞かれると、「“風向きを変えたい ”と言ったことはない」と話し、ここでも自らの発言について他の証人の証言内容を否定しました。
■片山元副知事が証人として3回目の出席 過去の百条委での聴き取りの際には『告発は公益通報者制度の対象だとは思わず』
午後1時半からは斎藤知事の当時の最側近の一人である、片山安孝 元副知事が再び証人として出席しています。 今年9月の百条委員会では、片山氏は告発文が今年3月に一部のマスコミなどに配布された際に、公益通報者保護法が禁止する告発者の特定をした理由について、「3月21日に知事に呼ばれ、告発文書の現物を見せられた。知事からは(誰がどのような目的でこの文書を出したのか)‟徹底的に調べてくれ”と言われた」と述べていました。 その際にどう感じたかについては、「(告発文書には)知事のパワハラが含まれていたので、これはやっかいなことになるなと思った」と話しました。 元幹部による告発文書については、当初から文書の存在を知る複数の幹部職員から、第三者委員会を立ち上げるべきだという意見が多く出たにもかかわらず、内部調査となったことについては、『第三者委員会について(別の幹部が)知事に確認すると、知事に「時間がかかるよね」と否定された』と明かしたほか、自身の文書への第一印象については『文書には「クーデター」「革命」などの文字があり、(告発者には)斎藤県政に対するダメージを与える認識があるのではと思った。知事を排除しようとしている不正なものなので、早く見つけないといけないと思った』と証言しました。 文書が告発者の個人情報を保護する「公益通報者保護制度」の対象になるとは思わなかったのか?との問いかけには、『そうは思いませんでした』と述べていました。