軽を買うならチェック必須! “国民車”である軽自動車の「SUVルック」な気になる新車種4台
もはや日本の国民車と言えるほど売れている軽自動車。なかでもSUV風の軽自動車が最新のトレンドだ。 ▶︎すべての写真を見る 背が高いため車内が広くて、両側にスライドドアを備えれば実用性にも優れ、それでいて見た目がSUV風。しかも、撥水シート&汚れてもサッと拭き取れるラゲッジを備えるなど、しっかりアウトドアでの使い勝手まで考えられている。 そんな“SUVルック軽”の最新モデル4車種が今年9月に出そろったので、早速チェックしておこう。
パイオニアである「スペーシアギア」は、2代目へ進化
SUVルック軽という新ジャンルを切り拓いたのは、やはり2018年12月に登場した初代「スペーシアギア」だろう。自ら開拓した市場が激戦地となった今年9月、その2代目が「待たせたな」と言わんばかりに登場した。 名前の通り、ベースは同社のスーパーハイトワゴン「スペーシア」。とはいえ、ベースのスペーシアにはない丸目のヘッドライトが採用されたのは初代も2代目も同じ。 タフそうな黒バンパーなどとともに、丸目はスペーシアギアのキャラクターアイテムになっているようだ。
そんなスペーシアギアの大きな特徴は、あったらいいな、という“アイデア商品”を満載していること。 後席に備わる「マルチユースフラップ」は、オットマンにも座面に荷物を置いたときのストッパーにもなる優れものだ。
また、初代同様エアコンの風を広い車内に届けるサーキュレーターが天井に備わるから後席でも暑くない&寒くないし、寒い時季に意外と助かるステアリングヒーターも備わっている。 もちろん、同社が初代「ワゴンR」から連綿と続けている“助手席下バケツ”は汚れた物や、洗車グッズを入れておくのに便利だ。
つまり、“スズキがギュッと詰まった”SUVルック軽ってこと。ママ1人での買い物から、休日の子供を乗せてのお出かけまで、さまざまな使い方に対応してくれる。
荷物を整理整頓でき、USB充電もOKな「タントファンクロス」
スペーシアのライバルといえばダイハツの「タント」。上記スペーシアギアの快走を見て、2022年10月にSUVルック軽の「タントファンクロス」が追加された。その見所は、ベース車同様に備わる「ミラクルオープンドア」と、ラゲッジスペースだ。 ミラクルオープンドアとは、助手席側の前後ドアが大きく開くタント自慢の機能。防水&防汚加工が施されたタントファンクロスなら、助手席を倒して後席背もたれを前に倒せば、横からショートボードなどのギアを、多少濡れていても気兼ねなくポンと積める。 後席の足元に荷物を載せたいときもミラクルオープンドアなら簡単だ。