<大河ドラマ>26年「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 記憶に新しいムロツヨシ…他には誰が? “秀吉俳優”史
仲村さんと竹中さんは、緒形さん同様、大河ドラマで秀吉を二度演じたが、印象の強さでいえば、そのものズバリの「秀吉」で主演を務めた竹中さんの方に軍配は上がる。実際、「大河で秀吉」と聞いて、竹中さんのことを思い浮かべる視聴者も多いことだろう。
そして、2016年の「真田丸」では、小日向文世さんが当時、“目が笑っていない”秀吉として大きな注目を集め、2020年の「麒麟(きりん)がくる」では、佐々木蔵之介さんが、持ち前の人懐っこさと勤勉さを武器に頭角を現していく長身で面長な秀吉に扮(ふん)し、人気を博した。
◇ムロ“秀吉”には、いつかしか「大河ドラマ歴代最恐」との声も
まだまだ記憶に新しい「どうする家康」のムロ“秀吉”だが、劇中では欲望の塊で、それを全開で表現し、全力で追い求めた男として描かれた。ムロさん自身も常に「狂気」をまとい、底知れない「恐怖」を視聴者に与え続けた結果、いつしか視聴者から「大河ドラマ歴代最恐」との声も上がるように。
そんなムロさんの“後任”となる池松さんは果たして、どんな秀吉像を見せてくれるのか。
「豊臣兄弟!」の制作統括・松川博敬さんは「納得の人選」とした上で、「信長役が『サル!』と心から言える人でないと。身長とか、(仲野さんとの)サイズ感も条件でしたし、二人のコンビネーションがこのドラマでは大事なので、何よりもそこを重視しました」と起用を理由を語っていたが、再来年、再び秀吉にスポットが当たるのは、間違いないだろう。