電車で習い事に通っていましたが、回数券が廃止となりました…。通常運賃で通うしかないのでしょうか? オトクな方法はありませんか?
近年、電車の回数券が相次いで廃止となっています。普段利用している電車の回数券が廃止になったとき、通常料金で運賃を支払わなければならないのかと不安に感じている方もいるでしょう。 そこで本記事では、回数券に代わるオトクな通学方法として、ICカードのポイントサービスや定期券の活用方法、割引サービスなどを紹介します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
回数券が廃止になった背景
回数券とは、乗車区間や使用期間などを定めて、同じ区間を何回も利用するほうがオトクに利用できる乗車券のことです。割引率は鉄道会社によって異なりますが、ほとんどが11枚つづりで10枚分の運賃となっており、回数券のほうが1回分の乗車が実質オトクになっていました。 2021年頃から徐々に全国で回数券の販売が廃止される動きが見られるようになり、背景としては新型コロナウイルス感染拡大の影響で、鉄道各社の業績が悪化したことだとされています。コロナ禍では外出の制限や自粛が求められ、仕事も出社ではなくテレワークが推進された状況もあり、鉄道会社の収入が落ち込んでいました。 また、インターネットでチケットの予約ができるチケットレス乗車券の普及や、ICカード乗車券が主流となってきたことも、回数券が廃止になった理由のひとつです。
<JR東日本>ICカードのポイントサービス
オトクに乗車できる回数券の利用が多かったことを踏まえて、JR東日本では代替サービスを発表しました。 それが、Suicaの残高でエリア内の在来線を利用することで「JRE POINT」を還元する「リピートポイントサービス」の提供です。JRE POINTは、鉄道利用だけでなくグループ共通ポイントなのでSuica決済、駅ビルでのお買いものなどでもJRE POINTを貯められます。 リピートポイントサービスは、同一運賃区間でSuicaを同一月内に10回利用した場合に、運賃1回分相当のJRE POINTが還元されます。 また、さらに月11回以上利用した場合には、1回の利用ごとに運賃の10%相当のJRE POINTが還元されます。エントリーは不要で、JRE POINTに自分のSuicaを登録するだけでサービスの利用が可能です。
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