電車で習い事に通っていましたが、回数券が廃止となりました…。通常運賃で通うしかないのでしょうか? オトクな方法はありませんか?
定期券の活用
同一区間を電車で往復移動するのであれば、定期券の活用もおすすめです。 例えばJR本州3社(東日本・東海・西日本)では、通常運賃と比べて定期券のほうが50%近い割引率を維持しています。定期券の種類は、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月がありますが、6ヶ月定期の割引率が一番高くオトクになっています。 かつて国有鉄道運賃法で、「1ヶ月・3ヶ月定期は普通旅客運賃の100分の50に相当する額を超えることができない」と定められていたことが理由として挙げられます。 また、6ヶ月定期は「100分の40に相当する額を超えることができない」と割引率が決められており、民営化された後も運賃水準を維持している結果となっています。
その他、JR東日本の割引サービス
ポイントサービスや定期券の活用以外の方法で、割引を受けられるサービスもたくさんあります。例えば、JR東日本では「えきねっとトクだ値、お先にトクだ値」という割引サービスがあり、えきねっとだけで買える、新幹線や列車の席数・区間限定の割引きっぷです。 乗車日21日前から乗車当日まで購入できる期日があり、最大半額で乗車可能です。新幹線「eチケットサービス」限定商品となっており、駅での支払いができません。その他の鉄道会社が販売している割引きっぷも、インターネット購入者限定の割引が多くなっています。
割引サービスを利用してオトクに電車に乗ろう
電車での移動が多ければ、少しでも割引されるサービスを利用するほうが支出を抑えられます。紙の回数券は廃止になりましたが、その他のサービスを賢く利用することで回数券以上の割引率となり、オトクになることがあります。 JR以外にもポイント還元や定期券などを実施する鉄道会社は多くありますので、自身がよく利用する鉄道で割引サービスが実施されてないか、確認してみましょう。 出典 東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本 JRE POINTとは 衆議院 法律第百十二号(昭二三・七・七)国有鉄道運賃法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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