〝バイカラ〟、暗闇バイクフェス…人気の理由は「幸せホルモン」? 注目の「リズム運動」でポジティブ脳に
カラオケをしながら、あるいはフェスのような空間で――ただフィットネスバイクを漕ぐのではなく、エンタメの要素を取り入れたバイクエクササイズの人気が高まっています。音楽に合わせてペダルを踏むような「リズム運動」は、いわゆる「幸せホルモン」による効果が報告されているもの。こうした運動で幸せを感じることには、医学的な理由もあり、運動を好きになったり、続けたりするきっかけとしても注目されています。(朝日新聞withHealth) 【動画】「全力で走れ!」シャウトに…幕張メッセで1万人が沸いた「暗闇バイクフィットネス」フェスの様子
バイクでカラオケ=“バイカラ”
17日、手軽に運動できる「コンビニジム」をうたうchocoZAPが、フィットネスバイクを漕ぎながら同時にカラオケできる“バイカラ”のイベントを都内で開催しました。 パーソナルトレーニング大手のRIZAPグループ社がコンセプトを変えて運営するchocoZAPでは、一部店舗にカラオケを設置するなど、従来のフィットネスクラブのイメージにとらわれない展開をしています。 初心者に向けた施策が成功し、chocoZAPはサービス開始から2年で国内のフィットネスクラブの会員数トップになりました。 RIZAPグループによれば、今回のイベント『chocoZAP Yellow Box』は、そんなchocoZAPのコンセプトをアピールするためのもの。 有楽町の東京交通会館に黄色のオリジナル防音室が出現、室内にはフィットネスバイクとカラオケを設置し、実際の店舗で体験できるサービスを再現しました。 このイベントに、SNSでも「街中で自転車を漕ぎながら大声で歌っている人がいるけどまさにそれ」「何時間も帰らなそう」といった声が上がりました。
1万人規模の暗闇バイクフェス
今年4月には、「暗闇バイクフィットネス」として、インストラクターの指示の下、音楽に合わせてフィットネスバイクを漕ぐFEELCYCLEの大規模フェス・LUSTER(ラスター)が開催されました。 会場は幕張メッセで、1公演につき700~900人が参加。チケットは1公演1万円以上であるにもかかわらず、全11公演で約1万人を動員しました。 FEELCYCLEを運営するFEEL CONNECTION社によれば、フィットネスのリアルイベントとして単独のブランドで1万人規模を集客するのは、国内では他に例がなく、世界的にも珍しいということです。 30代女性は「運動をしにきたというよりは、音楽を体に浴びながら、ストレス発散にきたという感じ」とイベントに参加した理由を話していました。 コリオと呼ばれる腕立て伏せや腹筋のような振り付けに合わせて体を動かし、バイクを漕ぐフィットネスではありますが、音楽へのこだわりは強く、ヒット曲からコアなヒップホップやレゲエ、ハウスなどのセットリストでレッスンが行われます。 ジャスティン・ビーバー、ビヨンセなど海外ビックアーティストとのコラボも多いのが特徴で、こうした音楽を楽しむことと、フィットネスが両立しています。