冬の訪れ“郷土料理”ようやく 注文殺到…一気に冬モード 今季一番の強烈寒波が到来
“ポカポカ陽気”となった17日とは一転、18日は、今季一番の寒気が押し寄せ、気温が急降下。北日本では、平地でも積雪となりました。 【画像】冬の訪れ“郷土料理”ようやく 注文殺到…一気に冬モード 今季一番の強烈寒波が到来 北海道・中山峠は、一面が銀世界です。風も強く、時折、目の前が真っ白になることも。 住民 「私の車、まだ夏タイヤなので、動けなかったから、冬タイヤに変えてくれた友だち、ありがたいです。22日に(タイヤ)交換になる。工場がいっぱいで、まだ予約取れないと言われて」 北海道では、美深町で22センチ、音威子府村では14センチとともに今季最大の積雪を観測しました。 本格的な冬の到来を待ちわびていた人たちがいます。北海道を代表する郷土料理の1つ、ニシン漬け。 元々、江戸時代後期から明治にかけて盛んだったニシン漁。水揚げされたニシンを保存するために生まれました。野菜や麹を入れて発酵させるため、熟成すると、酸味があるのも特徴の1つ。この漬けものつくりを行ううえで、大切なのが外気温です。 丸タ田中青果・田中美智子常務 「室温が暑すぎると、すぐ発酵していくので、ここで調節をかけないといけないので、気温が下がらないと、作業が、猛ピッチになるので大変」 作業を始める時期は、数十年前と比べて、1カ月ほど遅れているそうで、気温の低下とともに注文が相次いでいるそうです。 丸タ田中青果・田中美智子常務 「昔は、どこの家庭でも漬けていたんですけど、外の物置に置いて、しばれた・凍った。それをトンカチで割って食べていたというのが史実。暖かいと、なかなか昔の北海道ならではの、しばれた・凍った漬物が食べられないので、温度はすごく大切」 列島には、今シーズン一番の強い寒気が流れ込みました。平野部で雪となる目安のマイナス6度の寒気は、東北や北陸まで及び、局地的に雪が強まったところもあります。 秋田市では、平年より3日遅い初雪を観測しました。 また、東京も、寒暖差は前日比10度以上で、街で見かけたのもダウンジャットを羽織る様子でした。 クリーニング店利用者 「衣替えは、一応、済ませたんですけど、でも、クリーニングに出すには、まだだと思っていたものを持ってきた。ちょっとタイミングがつかめず、1回、出したけど、ちょっと置いておいたものを、全部、残りを持ってきたって感じ」 出す側も、預かる側も、もう困惑しかありません。 コバヤシランドリー・小林史明社長 「あまりにも8月、9月が暑過ぎて、衣替えの動きがなくて暇だった。あす以降から寒くなりそうなので、そこから量が増えれば良いかなと」 東京は、19日、20日にかけて気温が上がらず、師走並みの寒さになる予想で、体調面でも注意が必要です。
テレビ朝日