「ごみの島」の傷痕に学ぶ、環境学習広がる 史上最悪の産廃不法投棄事件あった香川・豊島で
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子供たちを対象にした環境学習は続く。今年7月には米国大学生の研修プログラムを受け入れる予定だ。
今月6日、子供たちへの説明を担った住民団体「廃棄物対策豊島住民会議」の安岐正三事務局長は「実際に現場に来て、当事者から話を聞いて五感で感じ、自分の考えを持つことが重要。われわれがやってきたことや思いが少しでも理解してもらえれば」。基金事務局の清水萌さんは「生まれるはるか前に起きた事件や公害調停を自分ごととしてとらえ、教訓を受け継いでいってほしい」と語った。(和田基宏)