【正しい歯磨き】11月8日「いい歯の日」に考える 熊本市の幼児虫歯率は政令市ワースト
KKT熊本県民テレビ
11月8日は「いい歯の日」です。熊本市は、1歳6か月と3歳の幼児の虫歯の割合が、全国の政令指定都市でワーストとなっています。「いい歯の日」だからこそ、大切な歯を守るための予防法を考えます。
「いい歯の日」の8日、熊本市の繁華街で「歯の健康」について聞きました。 ■20代男性 「普段の歯磨き以上のことはあまり考えないですね」 ■50代男性 「起きて、ご飯食べて、昼飯食って、(歯磨きは)5回ですか」 Q5回ですか⁉ 「それくらいするよね」 ■50代女性 「今全部自分の歯なので、80歳まで20本ってあるじゃないですか。それを心がけたいと思っています」 ■2人の子どもを育てる女性 「特に夜は自分ではじめ磨いて、その後どちらか(父母)が仕上げ磨きみたいなのはする。まだ1歳なので、親がしなきゃいけないかなと思ってやっています」
歯の健康をめぐり熊本市にはちょっと不名誉なデータが。全国20の政令指定都市で調べた3歳児の虫歯の割合で、熊本市は13.5%と最も高くなりました。年々、減少傾向にはあるものの、熊本県歯科医師会は、甘いものを食べる回数や、親の仕上げ磨きなどで改善の余地があるとしています。
そこで、熊本市の歯科医院で「正しい歯磨き」を教わりました。まずは、いつも通りの歯磨きを歯科衛生士に見てもらうと…。 ■歯科衛生士 小川凛子さん 「一番磨き残しがありそうなところは、前歯の裏と奥歯です。鏡では見にくいので、磨きにくい箇所になる」
大切なのは磨き残しをなくすこと。前歯の裏側は歯ブラシのかかとを使い、奥歯は小さなタフトブラシを使うと効果的です。
さらに…。 Q何分くらい磨くのが理想? ■歯科衛生士 小川凛子さん 「何分するよりというより、回数で決めたほうがいいです。(各ブロックで)10回ずつ磨くと均等に磨けるので、その方がいいと思います」 正しい歯磨きのほかにも、年に1回は歯科医院で健診を受けることが健康な歯でいられることにつながります。