ドッジボールの極意とは?九州出身の日本代表3選手が小学生120人に熱血指導
ドッジボールの基礎から競技レベルのテクニックを伝える教室が21日、福岡市の早良体育館で開かれた。年長児と小学生を対象に計120人の子どもたちが参加。ともに福岡県出身で、現役の日本代表・利光友樹(33)と2018年日本代表・森口真衣(22)、大分県出身で22年日本代表の佐藤海誠(19)が講師として招かれた。 ■五輪連覇王者「パリvs東京」金メダル比較に大反響【動画】 午前の年長児・小学生の部には50人が参加。「よける・投げる・とる」の基本動作を学んだ。「とる」練習では、森口が「ボールはお腹に当てて、脇を締めて、腕で下から包み込むように」と指導。さらに「怖がらないで、強い気持ちを声に出してみよう!」と呼びかけると、子どもたちは「来いっ!」という大きな声で気合いを入れ、練習に励んでいた。途中には利光、佐藤の両選手が高速キャッチボールを披露。子どもたちの頭上をボールが行き交うたびに歓声があがっていた。
終盤はゲーム形式でおさらい。教室後には即席サイン会も開催された。初心者向けクラスに参加した小学2年生の野﨑惺陽(せな)さんは「日本代表の選手に速いボールの投げ方やキャッチの仕方を教えてもらえてうれしかった」と3人の直筆サインを手に笑顔を見せていた。 ドッジボールがスポーツとして普及することを願う3人。その魅力について佐藤が「『思いやり』という面で人として成長できること」と話すと、森口は「体格の大小、運動の得意不得意に関係無く、それぞれが活躍できる場所がある」と語る。このイベントはコナミスポーツクラブが全国20会場で実施。福岡市内では初開催で、利光は「地元で大人数を相手に教室を開けたことにうれしさもあった。これからも継続してやっていきたい」と語った。来年2月には福岡市の城南体育館で開催が予定されている。(佐藤泰輔)
西日本新聞社