井上尚弥 WBA王座剥奪覚悟 9・25までの指名試合指令に難色 大橋会長「ベルト一つあれば」
世界ボクシング協会(WBA)の選手権委員会は13日(日本時間14日)、公式サイトで4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=に、WBA1位のムロジョン・アフマダリエフ(29)=ウズベキスタン=との指名試合を9月25日までに行うよう公式文書で伝えたと明らかにした。大橋ジムの大橋秀行会長(59)は取材に応じ、日程に難色を示した。 井上は9月に次期防衛戦を予定しており、現在はWBO2位のTJ・ドヘニー(アイルランド)との対戦が有力視されている。WBAは交渉期間が7月14日までとし、規則で王者は王者になった日から9カ月以内に指名試合を行わなければならないと指摘している。大橋会長はアフマダリエフとの防衛戦ではなく、9月25日という日程に対して「厳しい」と語り、「ベルトは一つあればいい。(WBA)王座が剥奪されても仕方ない」と必ずしも統一王座にはこだわらない考えを明かした。