リケルメの“2得点”はオフサイドで幻に…アトレティコとエスパニョールの一戦はスコアレスドロー
ラ・リーガ第3節が28日に行われ、アトレティコ・マドリードとエスパニョールが対戦した。 ここまで2試合を消化したラ・リーガで1勝1分を記録し、開幕から無敗を維持するアトレティコ・マドリード。今夏の移籍市場で“積極補強”を敢行している同クラブは、アレクサンダー・セルロートとフリアン・アルバレスの新加入コンビを2トップに起用した。一方、前節に1ゴール1アシストをマークしたアントワーヌ・グリーズマンはサブスタートに。連勝を目指し、2連敗中と苦しむエスパニョールをホームで迎え撃つ。 試合は立ち上がりからアトレティコ・マドリードが相手を圧倒。6分には最終ラインからボールを繋ぎ、ナウエル・モリーナが右サイドで斜めのパスを差し込む。降りてきたアルバレスがフリックを選択すると、2列目から上がってきたロドリゴ・デ・パウルが右足で優しくスルーパス。サムエウ・リーノがGKと1対1の局面を迎えたが、シュートは右ポストに直撃した。 勢いに乗るアトレティコ・マドリードは、25分にリーノが中盤で相手のヘディングをカット。そのままドリブルで持ち運び、左サイドを駆け上がるロドリゴ・リケルメにボールを送る。ボックス内からマイナスのクロスが入れられると、マーカーとの駆け引きを制したセルロートが反応。左足でシュートを放ったものの、ミートできずに枠を外れた。 対するエスパニョールも、33分に決定機を作り出す。ハーフライン付近でのハビ・プアドのキープから素早い攻撃を展開。アルバロ・テヘロが右サイドからボックス内に折り返し、アレックス・クラールの合わせたボールが大外のハビ・プアドへと渡る。しかし、ダイレクトで狙ったシュートはゴールの頭上を通過。エスパニョールが大きなチャンスを逃してしまった。 54分には、パブロ・バリオスのクロスをエスパニョールGKジョアン・ガルシアがセーブ。こぼれ球をコケが詰め、最後はリケルメがゴールへと押し込む。アトレティコ・マドリードの先制かと思われたが、VARはリケルメの位置をオフサイドと判断。ホームチームの得点は取り消しとなった。 後半アディショナルタイムにもリケルメがネットを揺らすが、またも判定はオフサイド。結局、最後までスコアは動かず0-0で終了し、両者勝ち点「1」ずつを分けあった。次節は31日に行われ、アトレティコ・マドリードはアウェイでアスレティック・ビルバオと対戦。エスパニョールはホームでラージョ・バジェカーノと対戦する。 【スコア】 アトレティコ・マドリード 0-0 エスパニョール 【得点者】 なし
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