新幹線「300X」955形って知ってる? 異形「ねないこだれだのおばけ」みたいな新幹線が現れた!(1997年)【新幹線・東京~博多全通50周年㉒】
■「東海道・山陽新幹線」記念すべき2024年度 50年前に何があった? 来年3月10日で、東海道・山陽新幹線は「東京-博多全通50年」を迎えます。 【画像を見る】新幹線「300X」955形 でかすぎるパンタグラフカバーなど...画像を見れば見るほど、異形過ぎる... RSK山陽放送(1953年創業)は71年に渡る放送の歴史の中で、新幹線に関わる数多くの貴重動画を保存していて、「RSKイブニングニュース・YouTubeチャンネル」では、再生リスト「新幹線・貴重映像大集合」にてそのうち38本の動画を公開しています。 RSK山陽放送では、38回シリーズ(予定)で、その内容を画像を交えてインターネット記事として紹介していきます。 22回目は「何だこの新幹線...300X(955形)現る」です。 ■こんな形の新幹線、初めて見たぞ! RSK山陽放送では「RSK映像ライブラリー」にて様々な映像を保管しています。 そんな中、前回【第21回】「500系・外国人向け試乗会」の映像の「捨てカット(放送では使わない映像)」に残されていたのが、今回の新幹線車両の映像でした。 この映像を発見した時は、おったまげました。「ナンダコリャー」と。だって、見たこともない、いきなりこんな顔【画像(1)】をしているんですもの。 考えられる全ての装飾物を取っ払ったかのような、湯上りたまご肌のようなツルッツルの先頭車両。これはプラレールで発売されても「欲しい♡」というお子さんはいないでしょうね。。。調べたら、過去発売されてました。逆に欲しいです。 ■これだけじゃない まだまだ出てくる「衝撃の外観」 衝撃の外観はまだまだ止まりません。何このパンタグラフカバー【画像(2)】。でかい、でかすぎる!でかすぎてパンタグラフ自体が全く見えません。 そして最も衝撃的だったのが、最後尾の車両の外観でした。 上りと下りで先頭車両の形状が違うのは、【第15回】で紹介した「500系の原型・WIN350」で経験済みですが、今回も衝撃的に違う顔です。それが【画像(3)】です。 不気味にかわいいこの顔を、いったい何に例えればいいのか。。。真っ先に思いついたのが、先日お亡くなりになった絵本作家・せなけいこさんの名作「ねないこだれだ」に出てくるおばけです。おばけになってとんでいけ、です。 今から27年前に、500系試乗会のためにカメラを回していたカメラマンが、新大阪駅で降りた後「何だこりゃ」と思わず撮ってしまったと思われるこの謎の新幹線。その正体はいったい何なんだ、と「鉄道蔵書の宝庫」とも呼ばれる岡山県立図書館【画像(4)】で確かめてきました。