東寺の維持発展、空海に誓う 橋本長者の晋山式
世界遺産・東寺（教王護国寺、京都市南区）で25日、最高位にあたる第258世長者と東寺真言宗の第4世管長となった橋本尚信（しょうしん）大僧正（76）の就任を披露する晋山式が営まれた。 式には僧侶や檀信徒ら約400人が参列。緋色の衣と金色の衲衣（のうえ）をまとった橋本長者は、宗祖・弘法大師、空海に向け、「長者として（東寺の）維持発展に寄与せんことを誓う」とする晋山奉告文を読み上げた。 橋本長者は神奈川県小田原市出身。東寺真言宗の庶務部長や宗務総長などを歴任し今年7月に東寺長者に就任した。任期は4年間。（田中幸美）
