「ネットの意見を見る暇があったら本を読みたい」 コロナ禍でも未婚でも焦らない、島崎和歌子の自信
未婚いじり「ヘラヘラしちゃダメ」
『オールスター感謝祭』の司会業を中心に、数々のバラエティー番組で活躍を続けてきた。一見すると自由奔放に発言をしているようだが、実は勉強熱心な一面があり、貪欲に知識を吸収してきた。 「私は高校を中退して学歴がないから、とにかく本や新聞を読んで、この業界じゃない友達の意見も聞くようにしてきました。10代のときにアイドルの楽屋でスポーツ新聞を広げて読んでたら『おばさんくさい』とか言われたりしたんだけど、全然気にしてなかったです」 キャリアを重ねて、現在では同世代の女性たちの代弁者のようなポジションになることもある。いまだに携帯はガラケーで、エゴサーチも一切しない。 「たまに会社に届いたファンレターとかは見たりしますけど、ネットの意見は全く見ないです。そんな暇があったら本読んでるほうがいい。絶対メンタルやられるもん。昨日もずっとそんなの検索してて寝られなかったっていうタレントさんがいたの。寝てないと次の日のパフォーマンスが落ちるじゃない? 早く寝なよ、って思っちゃう(笑)」
でも、頭ごなしにスマホやネットを否定するつもりはない。年下のタレントにも気軽に声をかけて、若者文化にも積極的に触れている。 「40過ぎたら口角も下がってくるし、立ってるだけでも怖い存在だから、なるべく自分から話しかけるようにしてますね。フワちゃんがスマホで写真を撮ってくれて……今って『写メ』って言わないのね(笑)。それで連絡先を交換してほしいって言うんだけど、やり方がわかんなくて。『スマホだとこうやって振ると送れるんですよ』とか教えてもらってる」 テレビで「第7世代の芸人の笑いがわからない」と発言して話題になったこともあった。でも、若い世代の文化を認めていないわけではない。わからないと素直に言えるのは「わかりたい」という好奇心があるからだ。 「否定するのは老化の始まりって言いますよね。だから、みんな嫌われないようにすごく無理して人に合わせたりしている。でも、それってお互いに良くないから、わからないことは聞かないと。時代についていけなくても乗ることはできると思うし、世代を超えた方と仕事ができるんだから、どんどん吸収していかないと」