「前鬼ブルー」の不動七重の滝遊歩道修繕へ 奈良・下北山村がYAMAPと資金募集
奈良県下北山村は、同村前鬼地区にある「不動七重の滝」までの遊歩道を補修しようと、ふるさと納税の仕組みを利用した「ガバメントクラウドファンディング」(GCF)で、12月31日まで資金を募っている。 登山向けアプリやコミュニティサイトを運営する「YAMAP(ヤマップ)」と連携して実施。不動七重の滝は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部である大峯奥駈道の中間付近の前鬼地区にあり、美しく澄んだ青色の「前鬼ブルー」が楽しめるとして人気が高い。 ただ、滝に続く遊歩道の階段は老朽化し、安全のためのロープは切れ、案内の看板が川に流されてなくなるなどしているといい、村の担当者は「遭難や道迷いにつながりかねない」と危惧している。 そうした中、村とヤマップは「修験道の文化が色濃く残る地域の豊かな自然を後世に残したい」と、資金を募ることにした。目標金額は100万円。集まった寄付金は、来年2~3月頃から行う遊歩道の修繕にあてられる。 寄付は、ふるさと納税仲介サイト「ふるさとチョイス」とヤマップの合同ページから。