「ラッセルはハミルトンと互角」英国のご意見番はハミルトンが今季メルセデス離脱も、ラッセルがいるから問題ないと主張|F1
7度のF1王者ルイス・ハミルトンが今季限りでメルセデスを離脱し、40歳になる2025年よりフェラーリに加わることが1日発表された。 まだ今季開幕を迎えていないタイミングだが、早くも来季に向けた動きが活発化している状況となった。そんな中、イギリス『スカイスポーツ』を通じて英国のご意見番、かつてブラバム、ベネトン、マクラーレンなどからF1に参戦した経歴を持つマーティン・ブランドル氏は、今後のメルセデスについて「ハミルトンが抜けてもジョージ・ラッセルがいることから何ら問題はない」と主張した。 「ルイスがメルセデスに加入した時(2013年)も激動の動きだった。でも移籍期限最終日に最大の移籍となったね」と発言。サッカー界では欧州冬の移籍市場終盤のタイミングだったこともあり、フットボールとF1のタイムリーな話題を絡めてブランドル氏は表現している。 「ジョージ本人はおそらく“それは良いことだ。僕がこれからメルセデスをけん引する存在だ”と思っているはずだよ」 「すでにジョージはメルセデスにおける地位を引き継ぐ準備ができている。それについては何の疑いもないだろう。他の要素に左右されることなく、自分自身の力を信じている」 「ジョージはルイスに対しても自分の力をしっかり示した。信じられないほど速かったし、もはやハミルトンと互角と言っていいほどの成績を残している」 「もしメルセデスがチャンピオンシップを獲得できるクルマに仕上がったら、どちらがトップに立つだろうか。ジョージかルイスか、どちらが勝るかはとても微妙だと思う。両者の力はとても接近しているからね。それがジョージの今のレベルだ」 ブランドル氏は「それは(ファン・マヌエル)ファンジオと(スターリング)モスのどちらか、と言えるほど、ずっと議論できるような興味深い話題だ」と続け、F1初期の1950年代(両者は1955年シーズンにメルセデスで僚友だった)に激しいライバル争いを展開した、5度のチャンピオンであるファンジオ氏、“無冠の帝王”と言われたモス氏の比較論を用いながら、ラッセルとハミルトンは甲乙つけ難いと強調した。
【関連記事】
- ●ハミルトン「フェラーリで走ることは昔からの夢…新たな章を始める時」来季フェラーリ移籍の心情を吐露&メルセデスに感謝|F1
- ●鈴鹿での日本GPが2029年までの開催で契約延長!F1のドメニカリCEOは「鈴鹿はF1の一部であり特別なサーキット」|F1
- ●ビザ・キャッシュアップRBは今季速い? 識者が予見&大注目「ツノダとリカルドの対決が楽しみ。敗れたほうがキャリアを失う」|F1
- ●2024年アルファタウリ後継チームは念願のトップ5入り大躍進なるか…『F1』公式が新シーズン5つの大胆予測としてピックアップ|F1
- ●2024年のスプリントレース6戦は中国、マイアミ、オーストリア、アメリカ、サンパウロ、カタールで実施…『F1』が正式発表|F1