ロッテ・高野脩汰 3年目の来季は先発1本で勝負「自分の良さが出せる」
ロッテ・高野脩汰投手(26)が3年目の来季へ先発一本での勝負を誓った。 「吉井監督にも先発を本格的に考えていただけている。正直うれしかった。自分は1回集中より、長い回を投げた方が自分の良さを出せると思う」。2年目の今季は先発2試合、中継ぎ4試合の計6試合に登板し1勝1敗、防御率は3・68。6月15日の中日戦(ZOZOマリン)には、中継ぎでプロ初白星を挙げた。ただ2年目までの中継ぎあるいは突発的な先発要員より、社会人(日本通運)から慣れ親しんだポジションに専念できることを素直に喜んだ。 とはいえ課題は理解している。打者が2巡目3巡目を迎えると、痛打される場面が目立ったことだ。 今季2度の先発はいずれも3回で交代。イニングを延ばすにはゴロを取る球も必要で、先月のフェニックス・リーグではツーシームを習得した。 「自分の球種は少ないけど、真っすぐの球速に近い変化球なら武器になる」。左腕からのツーシームなら左打者は懐に食い込み、右打者なら芯を外してのゴロになる可能性は高い。 目標は2学年上で同じ左腕の小島だ。「凄く勉強になるし、見てて学ぶことは多いです」と2年連続2桁勝利を挙げたロッテのエースを見習っていく。