現役時代のエンセン

　警察の発表によると、昨日22日（水）、初代修斗ヘビー級王者のエンセン井上（本名＝イノウエ エンセン ショウジ、57歳）と、その妻が麻薬及び向精神薬取締法違反被疑者として通常逮捕されたことが分かった。 【フォト】BDオーディションで不良を殴り、首を絞め上げるエンセン 　エンセンは、2008年に大麻16.9グラムを所持していたところに職務質問を受け、大麻取締法違反で現行犯逮捕されたことがある。08年は懲役10カ月、執行猶予3年（求刑懲役10カ月）を言い渡されたがその後更生し、今年はブレイキングダウン（BD）にも登場して不良たちを相手に正しい道へ導いていたように見えたため、今回の件は残念でならない。 　警察の発表では、今年4月18日（現地時間）、アメリカ合衆国所在の郵便局において、麻薬であるサイロシビンおよびサイロシンを含有する固形物相当量を隠匿した国際小包郵便物1個を自宅宛に発送し、同月24日、成田国際空港に到着させて日本国内に持ち込み、麻薬を本邦（日本）に輸入したものと見られている。 　この内容物についてANNニュースでは、本日23日に「麻薬成分の入ったチョコレートを自宅に発送した疑いが持たれている。A4サイズの封筒の中にチョコレートバーが6本入っており、1本から麻薬の成分が検出。チョコレートは市販の商品の箱に入れられ、中身を詰め替えて発送したと見られている」と報道した。 　罪状は、「麻薬及び向精神薬取締法違反第65条第1項第1号」「刑法第60条」にあたり、組織犯罪対策第一課久喜警察署及び東京税関の合同捜査班が、アメリカ合衆国からの麻薬密輸入事件について、昨日22日に被疑者2名を麻薬及び向精神薬取締法違反で通常逮捕した。 　エンセンと妻の他にも共犯がいる可能性があり、今後は余罪についても取り調べが続くと見られている。　 （イーファイト 格闘技 編集部）