8万4500円で大減点取り消し AS日本、抗議「神頼みだった」
【パリ共同】アーティスティックスイミング(AS)のチーム・テクニカルルーティン(TR)で、日本の抗議が認められ、得点と順位が変更になる珍しい事態となった。 【写真】「台湾」と書かれたタオルを取り上げる五輪会場の警備員
東京五輪後に変更となった現行ルールでは、技が事前申告通りと判定されなかった場合「ベースマーク(最低評価)」となり、大減点を受ける。日本は当初、最後の脚技がベースマークとされ6位との結果が出た。 中島貴子ヘッドコーチが規定に基づき、500スイスフラン(約8万4500円)を審判団に支払って抗議。これが認められてベースマークが取り消され、順位も3位に上がった。中島ヘッドコーチは「(抗議をしたのは)初めて。神頼みだった」と笑顔を見せた。