サインツがメキシコGPポールトゥウィンで今季2勝目!ノリス、ルクレール表彰台…レッドブルを抜いてフェラーリ総合2位浮上|F1
10番手走行中リアム・ローソンは18周目、後方から迫るペレスとターン4~5のセクションで接触し、ペレスはこれでカウル右を破損している。 25周目時点でトップはサインツ。そこから4.5秒差で2番手ルクレールと続き、その5秒後方に3番手フェルスタッペン(この時点で20秒ペナルティ未消化)。DRS圏内であるすぐ背後に4番手ノリスとなっている。 ノリスとしてもタイトル争い中のフェルスタッペンと接触しては元も子もないため、無理な仕掛けをせずにP4で静観する流れとなった。27/71周目にフェルスタッペンはピットに入り、20秒ストップを消化したうえでハードタイヤの第2スティントに入った。フェルスタッペンはこれで15番手までポジションを落としている。 30/71周目に入ると、第1スティントミディアム勢が次々にピットストップを終え、ハードに切り替える流れに。上位勢も34周目には一通りピットインを終え、トップはサインツ。2番手9秒後方にルクレール、そこから4.6秒後方に3番手ノリスという順番になった。 中盤の40周を過ぎると、一部のドライバーは雨粒が降ってきたと無線で報告する。だが雨雲は近づかず、ドライ路面のまま戦局が進む。
すべてのクルマがタイヤ交換義務を終えた残り20周、52/71周時点でサインツが先頭、6秒後方に2番手ルクレール、そこから4秒差で3番手ノリス。22秒開いて4番手ラッセル、僅差の5番手に僚友ハミルトンとなった。20秒ペナルティもありフェルスタッペンはハミルトンの12秒後方、6番手を走行している。 62周に入ると、2番手ルクレールと3番手ノリスの差がDRS圏内の1秒以内まで狭まる。タイトル争い中のノリスがP2浮上に向け、接近戦へと入っていく。63周目に入る直前、最終ターンの立ち上がりでルクレールがアウトに膨れ、ポジションを下げる。これで2番手ノリス、3番手ルクレールとなった。 メルセデス勢は長らくチーム間で競っていたが、66周目のターン1でポジションが入れ替わり、P4ハミルトン、P5ラッセルとなった。 67周目のターン2ではローソンとコラピントが接触し、ローソンはフロントウイングを破損。ピットに入って、ソフトタイヤにチェンジ、フロントウイングも交換を済ませ、ポジションを最後尾に下げている。 P3ルクレールは後方と30秒差があるため、残り2周でピットに入りソフトタイヤにチェンジ。ファステストラップの1ポイントを奪いにいった。後方を走っているペレスもこのタイミングでピットイン。フェラーリの1点加算を阻みに出た。